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KingGnuを知らない人へ最初におすすめしたいアルバム「CEREMONY」

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みなさん、「KingGnuってまず何から聴けばいい?」って友達に聞かれたら何と答えますでしょうか。私は、間違いなく「とりあえずCEREMONYを聴いてみて!」と即答します。

今やKingGnuは「紅白歌合戦」や「情熱大陸」に出れるほどのビックバンドに成長しています。

「CEREMONY」をラーメンに例えるとしたら「濃厚な鳥ガラを2,3日煮込んだとんこつラーメンを極太にした食べ応えのある感じ」です。

紅白でも披露された「白日」や「Teenager Forever」「どろん」などキャッチ―で聴きやすいタイアップ曲が多く、ベストアルバムの様なパワーヒッターが勢揃いなので、「KingGnu」を知らない人たちに一番最初におすすめしたいアルバムです。

今回は「白日」しか聞いたことないんだよねってライトユーザーの方に向けて「CEREMONY」を紹介したいと思います。

KingGnuの曲をうまく歌うのにおすすめのカラオケ練習アプリ

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KingGnuのカラオケ練習には神採点アプリ「Pokekara」がおすすめです。

「Pokekara」を使って好きな歌をたっぷり歌えば、コロナ禍でライブにもカラオケにも気軽に行けず、たまりに溜まったストレスも一気に解消できます!

カラオケ採点機能でカラオケ感覚も十分楽しめます。

Kingnu(キングヌー)ってどんなバンド?

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KingGnuはリーダー兼プロデューサーの常田 大希(つねた だいき)と井口 理(いぐち さとる),勢喜 遊(せき ゆう),新井 和輝(あらい かずき)の4人で構成された2019年1月にメジャーデビューしたミクスチャーバンドです。元のバンド名はSrv.Vinci(サーヴァ・ヴィンチ)。シンセドラムやギター、ピアノなど多数の楽器で繰り出される音楽からはヒップホップやジャズ、ロック、ブルースを感じさせ、色々な顔を見せてくれる実力派バンドです。

アルバムのタイトルに込められた意図

1stアルバム「Tokyo Rendez-Vous」は”男女の出会い”を表現し、2ndアルバム「Sympa」は”集い”を表しています。そして、3rdアルバム「CEREMONY」では”式”を意味しています。

開会式

前身バンドであるMrs.Vinciの頃に発表した楽曲である「Mrs.Vinci In Tokyo」の一部分になっています。

どろん

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映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」主題歌。「どろん」はアルバムの一曲目にふさわしい疾走感あるキラーチューン。力強いメロディとは打って変わって歌詞は心の中の様々な苦悩や葛藤をさらけ出したメッセージ性の強い歌詞が特徴的。MVも公開中です。

「どろん」のMV制作に関してOSRINは下記コメントをしています。

世の中曖昧にされた情報が多い気がして、流されやすい時代やと思ってます。我ら大衆が何に目を凝らさせなきゃいけないのかってのはずっと頭の中にあり、それをMargtとに演出しました。固く、より渋く出来上がったと思います。 

Teenager Forever

前曲に続いてPOPでノリの良いCEREMONYのリード曲になっています。冒頭のアコギも心地よく、井口さんのハイトーンボイスと常田さんの要所に入る渋い歌声がアクセントとなり際立っています。Mステやバズリズムなどでも披露されており、KingGnuを代表する曲の一つになっています。

ユーモア(「ロマンシング サガ リ・ユニバース」CMソング)

ユーモアはPOPなメロディにJAZZっぽさが加わったお洒落な曲です。井口さんの少しハスキーさも感じさせる心地よい裏声が炸裂し、聴く人の耳をことごとくマシュマロにしていきます。JAZZ感もあるお洒落なバーでお酒を飲みながら聞きたくなるような曲です。

白日

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白日は「紅白」でも披露されたKingGnuの代表曲です。この曲をきっかけに好きになって人も多いのでは無いでしょうか。「白日」はCD化はされておらず、2019年2月22日にリリースされた配信限定シングルです。Youtubeでも再生回数「1億5千万回越え」となっています。ボーカルの常田さんの渋くセクシーな声と井口さんの透き通る高域の裏声(ハイトーンボイス)が炸裂してます。ぐるナイで千鳥のノブさんが「kingGnuの歌い出しのような繊細さ」と比喩して話題にもなりました。

幕間

「開会式」同様、『Mrs.Vinci In Tokyo』の一部分。

飛行艇

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配信限定シングルで2019年8月9日にリリースされた曲。「ひとには翼がある」篇のCMソング。常田さんはこの曲に関してこう語っています。

最初のアルバム制作のきっかけになり、60年~70年のロックのスケール感を復刻させた曲。四つ打ちのリズムをうまくいかせた曲になって満足している。ラグビーのW杯会場など多くの場所で流れ、人を鼓舞する応援歌になった意味のある曲になった。

「飛行艇」は終盤の井口さんの力を振り絞って声をだしている感じがたまりません。歌詞のとおり、魂(命)が揺さぶられる曲になっています。MVで最初に歓声があがっているのは、CEREMONYでこの曲の前が「幕間」だからなんです。ドンドンと重めの重低音の楽器が良い感じに命を揺らしているように感じます。

小さな惑星(Honda「VEZEL」CMソング)

軽快でテンポのよいメロディラインにエモーショナル感あるリリックが特徴的な曲です。「飛行艇」のあとに流れることにより、少し重く感じた重低音が軽めかつ軽快なリズムのギャップが良く、耳馴染みしやすい曲になっています。

Overflow

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常田さんが家入レオさんに提供した楽曲です。家入レオさんのアルバム「DUO」にも同曲が収録されています。きっかけは家入レオさんがTokyo Rendez-Vousを聴いて衝撃を受け、常田さんにオファーして実現しました。聴いてわかる通り楽曲はKingGnu感全開になっており、家入レオさんのイメージにあわせてアレンジしたわけではないようです。

傘(ブルボン「アルフォート」CMソング)

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「傘」は飛行艇のあと2ヵ月振りにリリースされた4作目の配信限定シングルです。ギターコードを弾き、そのメロディをトップで当てて、作った曲です。「Vinyl」などKingGnuでは割とよく使っている作曲手法です。

リムショットが印象的で、アコギとサンプラーがうまくメロディを引き立てた楽曲となっています。HIPHOPのようなビートもあり、エモさが絶妙に引き出された曲になっています。

歌詞は切なくエモーショナルな恋愛ソングです。届かない恋をたんたんと軽快なリズムで語る感じが良いですね。

壇上

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「壇上」は「CEREMONY」をアルバムとしてまとめるうえでも重要な立ち位置となる曲の一つです。締め切り一週間前に製作された曲です。KingGnuのメンバーもこのアルバムの中で一番好きな曲を挙げるとしたら必ず「壇上」が入ってきます。思い入れが強い曲です。この曲はボーカル常田さんのみが歌っています。楽曲にもこだわっており、常田さんがチェロを弾き、常田さんのお兄さん(俊太郎さん)がヴァイオリンを演奏しています。

そもそも「壇上」はアルバムにも入れる予定の無かった曲でした。というのも、このままだとアルバムが偏ってしまうと感じ急遽追加制作した曲です。

作詞、作曲を担当している常田さんとしても、あまりタイアップやメディア向けの曲でアルバムを固めることには抵抗があり、「このアルバムだしたくねぇな」とも思っていたと語っていたとおり、当時はメディアに追われ、忙しい日々に疲弊し、アルバムへの愛着も失いかけていたようです。追われる中で制作したアルバムに軽さを感じていたようです。

実際、井口さんが歌っている曲も多く、タイアップの関係「Slumberland」「Flash!!!」に代表されるような常田さんの良さが引き出された曲が少なかったことも。私が2番目におすすめしたいアルバムは何かと聞かれたら”Sympa”と答えます。それは私が最も好きな曲のうちの一つである「Bedtown」が収録されているからです。話を戻しますが、「壇上」は渾身のCEREMONY「閉会式」前の最後の曲にして最高の一曲になっています。

King Gnuを解散したいぐらい追い詰められてた時に書いた」とも語っているほどの思い入れの強い一曲です。

実際に常田さんはLovemusicのインタビュー時にkinggnuの解散を考えて書いた曲とも語っています。

先日放送された情熱大陸でも壇上は「KingGnuの自画像」として紹介されています。兎にも角にも常田さんのセクシーかつ哀愁感ある声が染みる曲です。心して聴きましょう。

閉会式

「開会式」「幕間」同様、『Mrs.Vinci In Tokyo』の一部分になっています。このようなイントロを入れることによってベストアルバム感が出てしまうのを避け、一つのアルバムとして評価してもらいたいという思いも強く出ているのではないでしょうか。

総括

今回のアルバム「ceremony」はバンドとしても人気が上昇し、知名度も一気にあがり、メディアからも注目され、その中で生み出されたアルバムです。kinggnuが新たに変化し、成長していく過程の中で製作された唯一無二の存在感を感じられる名盤です。もし無人島にもっていくとしたら候補にあがるぐらいお気に入りのアルバムの一つです。まだ、KingGnuを知らない人はこのアルバムから入ってみてもいいのではないでしょうか。たまにはコロナウィルスを忘れてKingGnuの世界にとことん浸ってみるのもいいかもしれません。

こちらで詳しく「CEREMONY」紹介しています。


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