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優しい生活#3 ペットと共に

ダイヤモンドプリンセス号が横浜を出港したのが2020年1月20日、25日に香港で下船した50代男性が新型コロナウィルスに感染したことが確認されたのが2月1日。2月3日に横浜港での検疫が始まった。これが日本での新型コロナウィルスパンデミックのイントロダクションであることは、遠い記憶になっているかもしれませんね。

私はその頃、横浜のみなとみらいで働いていたので、毎日ダイヤモンドプリンセス号を眺めながら、色々な不手際を目の当たりにしてきました。世の中はオリンピックを強行してしまったけれど、この後のパンデミックをどのようにするのかプランはAだけとか、精神論だけではすまない状況になっています。

変わる働き方

時期       普及率
2020年3月    24.0%
2020年4月    62.7%
2020年12月    51.4%
2021年1月前半   57.1%
2021年1月後半   63.5%
2021年2月前半   64.8%
2021年2月後半   58.7%
2021年4月    56.6%

上記の表は東京都産業労働局調査におけるテレワークの普及率です。約6割がテレワークを実施していることになります。

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これはリクルートキャリアがやった調査(2021年2月発表)から抜粋したのですが、テレワークの満足度は半分以上あるのですが、一方で今までになかったストレスを感じるというのも属性にもよりますが5割〜6割近くあることも事実です。下記に抜粋した調査の公開されている全貌がわかる記事を添付しました。

ペットに癒しを求める人が増えている

今まで適度な時間差や物理的距離があったことで、上手くいっていた家族が急に一堂に集まることによって、いろんなストレスが溜まってきています。

こども:勝手にテレビつけると「会議中」って怒られるし、外に行くのもだめって言われる〜〜〜

パパ:外飲みで適度にうさ晴らしていたのに、毎日かよ〜〜〜しかも動かないから腹が出て・・・

専業ママ:朝ごはん作ったら洗い物して、食べ終わったら昼飯〜って言われて、それが終わったら夕飯考えて・・・ママ友と会うのもままならず、誰か愚痴聞いてよ〜。そもそも狭いのよ、この家!

ワーキングママ:適度に距離があったから上手く言ってたのに、うるさいったらありゃしない。同等に働いているのになぜ家事は私の負担????

まあ書き出したらキリがない。でも私は思います。もうそんなこと言っても2度とラッシュアワーには電車乗れませんよ。そんな体になっています。そして地球温暖化をくいとめ、良好な方向に進んでいかない限り、未知のウィルスはまた定期的に出てくるでしょう。だから、こんな生活が続くんです。これがコトラー先生の言うニューノーマルなんですね。お金のある人は別荘を、田舎の実家を改装する人も出てきてIターンとかも長い目ではあり得ると思います。

そんな中、手軽にペットを飼う人が増えています。ワンコもニャンコもその他小動物も、一匹いれば、「子はかすがい」と同じように緩衝材になってくれる。アニマルセラピーという言葉があるように触れているだけで、心が安ま流。純粋な瞳で見つめて、予想を超えた悪戯してくれるし、動作そのものが可愛い。

しかし・・・・

ペットを飼うには覚悟が必要

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今は家の中で飼うことが多いため、ペットは本当に家族の一員になってきます。でも生き物ですから、最初はベビーであっても大きくなります。大きくなって💩も大きくなるし、体重も増える。人間と同じように添加物の多いものを食べさせたら病気になるんです。そして年老いて、介護も必要になる場合が多いです。

だからお金と手間がかかるんです

ご存知でしょうが、未だに日本はペット殺処分率が先進国中最も高い。それはペットを安易に飼って捨てる人が多いこと、また金儲けのためだけに流行りの犬だけを繁殖させて、流行が終わると捨てる、見捨てる(つまり死に至らしめることですが)ブリーダーも多いのです。また、チップを埋め込んできちんと管理しているかを証明するものもMust要件ではありません。(シベリアンハスキーはどこに行ったのだろう???)

ブリーダーで精子を提供するお父さん犬や、お母さん犬に出産等の回数の制限もありませんから、人気のワンコたちは、ボロボロになるまで産まされ、仕込まされます。人間に置き換えたらどうでしょうか?

今回写真に写っているのは我が家のワンコ。もう一人前の人間のように話しかけてきます、そして気配を人間以上に察してくれます。その子がボロボロになるまでウマされ、仕込まされていたらと考えると胸が痛くなります。

老後も含め飼い切れるのか、一時の可愛さだけで飼おうと衝動的に思わず、この子達の一生を背負えるか?という覚悟を持って飼って欲しいです。ベビーの頃も、青年期も、壮年期も、老齢期もそれはそれは、大変だけど可愛い。子供と同じです。そして余分な欲がないだけに、老齢期も本当に純粋です。

私の友人で本気で、ペットとの共生を考えて活動している方がいます。頭下がります。先日も熊本からドーベルマンを数匹引き取ってきました。飛行機で運んでくるのです。救っても救っても、キリはないですが、悪質な業者やブリーダーが劣悪な環境で放置している場合が多く、糞尿に塗れた生活をしているのを身を挺して、救ってくるのです。私は活動自体には直接関われるほどの自信はありませんが、少しでもお役に立てるならとタオルを送り続けています。そうなんです。まずやることは洗って綺麗にしてあげること、綺麗な環境でご飯を食べられるようにしてあげることなんです。そこから病気があれば治し、去勢し、ワクチンを打ち譲渡会を設定するんです。ぜひご協力いただければと思い、以下にURLを添付します。

ペットといると優しくなれます。でもペットが癒してくれる分私たちもぜひ優しくしてあげてください。そうすれば少しでも、ペットと共生できる日本になるのではないかしら?道まだ遠し。でも全ては人々の心がけと地道な活動の先にしか、明るい未来はありません。

かわいいワンコやニャンコたちが幸せに暮らせる世の中にしていきたいですよね。




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