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クラップフォーケアラーズは誰のため?

クラップフォーケアラーズ(医療従事者のみなさんに、感謝の拍手を)という活動が始まって久しい。曜日や時間を決めて、地域や職場で約30秒間、大勢で拍手を送るというもの。

最初の頃は、ちょっと冷ややかというか、「当事者の方々は、嬉しいのかな?やってる側の自己満足なんじゃない?」と思い、少し距離を置いていました。

だけど今日、朝のニュースでクラップフォーケアラーズの総集編のような映像を観て、思ったんです。

「ああ、これはもちろん医療従事者の方々への感謝の意味が一番だけれど、それだけじゃないんだな。自分たちのためにもなるんだ、きっと。」

人に感謝するって、自分の気持ちも励まされるというか、すごく嫌な気持ちで感謝する人はいない訳で、あの30秒間は、手を叩いている本人の精神衛生にもすごくいいんじゃないかと。

加えて、みんなでやることで、場の連帯感というか、「今は大変だけど、自分は一人じゃないよ。頑張ろう!」って思える、そういう仕掛けにもなるんじゃないかと。

そんなことして何になる?って批判もありますが、人の思いはとっても大事で、大勢の「頑張って!私も頑張ります!」という思いの集合体が、時には国も動かすんじゃないか?大袈裟ながらそんなことを考えてしまいました。(逆に、アメリカや香港のように、怒りや憎しみという思いが集まってしまうのは悲しい。民主的なデモは必要ですが、略奪や暴力は決して許されるものではありません。)

因みに、医師である友人に「ぶっちゃけ嬉しい?」と聞いたところ、「もちろん嬉しいよ!でも、もっと嬉しいのは、みんながお家にいてくれること。」という返事でした。(注:聞いたのは、緊急事態宣言真っ最中のステイホーム期間。)

だよね~、と納得。(^-^;

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