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メタゲームチャレンジ:ヒストリック(2024/05)で使ったデッキの紹介


1.前置き

 またまたメタゲームチャレンジ:ヒストリックの季節がやってきました。
 サンダージャンクションの無法者後の環境はどのような変化を遂げているのでしょうか。

 筆者は最近ヒストリックをやっていなかったので、下記の記事を読んでからメタゲームチャレンジに挑みました。

 この記事によるとTierは下図とのことです。

愛用のボロスソプターはランク外になってしまった……

 相変わらずのウィザード、ヨーグモス、緑単信心と、《ゴブリンの砲撃》と《血管切り裂き魔》を得たラクドスヴァンプがTier1にいて、アゾリウスアーティファクト等がTier2以降に続いています。
 これらのデッキの中から以下のデッキを試してみました。

2.試したデッキ

2.1 アゾリウスアーティファクト

アルケミー:カルロフ邸以前とは全く違う

戦績
6-1
0-1
4-1
0-1
6-1
2-1
負けたマッチ:緑単信心、ウィザード、ラクドスヴァンプ×2、白単ライフゲイン(時間切れ)、アゾコン

 アルケミー:カルロフ邸以前のアゾリウスアーティファクトは《イラクサ嚢胞》や《思考の監視者》が入った若干ゆったりめのデッキでしたが、アルケミー:カルロフ邸で登場した1枚のアンコモンが大きく変えてしまいました。

名誉神話アンコモン

 除去されない限り毎ターン0/2/2飛行を生み出すスーパー苦花こと《市場の飛行機械職人》君です。この1枚でアゾリウスアーティファクトは高速アグロへ変貌を遂げました。
 毎ターン創出される《羽ばたき飛行機械》はそのまま2/2飛行としてもよいし《改良的鋳造所》で4/4に変換することもできます。
 また、《ギラプールの希望》や《改良的鋳造所》で作り出した飛行機械・トークンのパワーも+2されます。
 さらにこのカードの真価が発揮されるのは複数枚重なった時です。パワーが+4, +6されますので速やかに対戦相手を殴り倒すことができます。
 親の仇のように除去が飛んできますのでスクレルヴか打ち消しで守ってあげましょう。

 Teir1の緑単信心とラクドスヴァンプには不利ですが、対ウィザードは《アノールの炎》をうまく使わせないようにすれば割と勝てますし、その他のデッキに対しては早いキルターンを押しつけることができますので結構感触が良かったです。 

2.2 イゼットウィザード(《精鋭射手団の目立ちたがり》+《宝船の巡航》型)

《戦慄衆の秘儀術師》と《無謀なる突進》がいない

戦績
3-1
3-1
負けたマッチ:緑単信心×2

 以前はよくイゼットウィザードを使っていたのですが、自分のプレイスキルのせいでミラー勝率が悪く今回使おうかどうか悩んでいたところ、面白そうなリストがあったのでお試しで使ってみました。

 2マナクリーチャーの《戦慄衆の秘儀術師》と《戦闘魔道士の隊長、バルモア》がリストラされて《精鋭射手団の目立ちたがり》(と《瞬唱の魔道師》)になっています。
 ついでに《戦慄衆の秘儀術師》と相性の良い《無謀なる突進》は《宝船の巡航》に代わっています。

 以前イゼットウィザードを使っていた時に感じていた《戦慄衆の秘儀術師》と《戦闘魔道士の隊長、バルモア》のもっさり感がなくなっていて、以下の点で感触が良いと感じました。

  • 《精鋭射手団の目立ちたがり》の速攻飛行と"2倍果敢"で押し込み力が強い

  • 2tに《精鋭射手団の目立ちたがり》を計画することで、3tに《アノールの炎》を2モードで打てる

 ただ、《戦慄衆の秘儀術師》のレガシー禁止級カードパワーは捨てがたいので、好みやメタによって枚数を調整するのがよさそうです。

2.3 ケシスコンボ

以前のメタゲームチャレンジからいじっていません

戦績
3-1
1-1
負けたマッチ:緑単信心、セレズニア人間

 個人的に好きなデッキなので2回使ってみました。
サンダージャンクションの無法者で《外科的摘出》がリーガルになって辛いかと思いきや意外と意識されていないようでした。
 ただ、緑単信心のカーンやセレズニア人間のサリアに縛られてしまいうまく回りませんでした。
 ジェイスとエムリー以外にもう一種伝説の墓地肥やしがあると安定すると思いますので、モダンホライゾン3に期待しています。

2.4 ソプター忍者

意外とマナ喰うデッキ

戦績
2-1
3-1
負けたマッチ:アゾリウスオーラ、イゼットウィザード

 カルロフ邸から《潜入者、悟》が参入しドロー力が上がりました。
しかし、最速で活用するとしたら1t忍術のタネ、2t悟に費やすので相手の序盤の動きに干渉できないのが気になりました。
 悟を出すのを遅らせると、その時にはもう忍者がいないor相手のゲームレンジになっているというジレンマがあります。

 それ以上にそもそもデッキとして忍術+忍術のタネ出し直し+インスタント構えでとにかくマナが必要になるのがかなりキツく感じました。悟の2マナが重い重い。

3.最後に

 今回4種のデッキを使ってみて、一番戦績が良かったのはアゾリウスアーティファクトでした。以前使っていたボロスソプターと使用感が似ていて回しやすかったのが勝因かと感じています。

 来月リリースされるモダンホライゾン3で環境がどう変わるのか今から楽しみですね!


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