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ブンデスリーガ20-21 19節 ライプツィヒVSレヴァークーゼン

今節のこのカードはただの上位対決ではなかった。2位ライプツィヒは引き分け以下でバイエルンとの勝ち点差を8〜10点差ほどつけられ優勝争いから脱落する上、3位との差も縮められる。一方で3位レヴァークーゼンは3位以下が混戦状況であり、勝たなければ一気に順位を落とす。そのため両者負けられないカードであった。

スタメン

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ライプツィヒはいつもの3バックで前節スタメンだったオルバン、ハルステンベルクがムキエレ、クロスターマンと変わっている。攻撃面ではフォシュベリではなくトップにセルロートを置いた。
一方で、レヴァークーゼンはいつも通りの中盤1アンカーの433だった。

直近の試合で言うと、ライプツィヒは前節マインツや年明けのドルトムントに負け、中堅に勝ち切れない試合が続いている。
レヴァークーゼンは、バイエルンでの敗戦以降ドルトムントにしか勝てておらず調子が悪い。そんな中で試合が始まる。

試合展開

前半からレヴァークーゼンはインターセプトからカウンターを試みる。ベイリーやディアビの縦への圧倒的スピードで突破しようにも突破できない。特にベイリーとウパメカノのマッチアップはスピードが互角であった。一方でライプツィヒはハイプレスが機能しアンへリーニョを軸としたショートカウンターで攻める。アンへリーニョのパスをボックス内のエンクンクやセルロート、ザビッツァーまで通していくも得点を決めきれない。
前半はお互いもう一歩のところを決めきれずスコアレスで折り返す
後半ライプツィヒはフォーメーションを4231に替える。
後半5分に試合が動く。
エンクンクがシュートを打ち相手DFの跳ね返ったこぼれ球を拾ってそのままゴール、これが先制点となる。点を取った後もライプツィヒは厳しく寄せて相手の攻撃の芽を摘んでいく。そこから一気にロングパスを通しどんどん攻めていく。レヴァークーゼンは守りが続くなかターを中心にしっかり守り抜き、後半15分ベララビと入れ縦への突破力を維持したままシックを入れることで攻撃にさらなる厚みを持たせる。後半35分あたりレヴァークーゼンの攻撃が続くところで、ライプツィヒはカンプルとムキエレをオルバンとハイダラを入れ、レヴァークーゼンはルーカス・アラリオを投入。なんとしても同点にしたいレヴァークーゼンの攻撃をグラーチが止める。アディショナルタイム、ライプツィヒはアンへリーニョを下げハルステンベルクで守備を固める。レヴァークーゼンは全員攻撃で襲いかかるも逆に攻められる展開に。ライプツィヒはもう一点が入らなかったが試合は終了。上位対決はライプツィヒが制した。

感想

まずは、レヴァークーゼンだがアンへリーニョに何度もやられていてそこを潰すことが出来なかったところが敗因かなと思った。
反対にライプツィヒの勝因はカンプルのアンカーがハマっていたことだと言えるのではないか。具体的にはアンへリーニョ、アダムスの両ウイングバックの攻撃で裏が空くのだが、レヴァークーゼンはインターセプトからカウンターを仕掛けるのだけどカンプルが空いたスペースを埋めれていて、3バック+カンプルが4バックのように機能していたように見えた。

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赤×はレヴァークーゼンの攻撃を潰したと言う意味です。これによって、ヴィルツ、ディアビ、ベイリーの縦への突破力を発動させる前に出来るだけ潰して、しかも攻撃への起点となったと見ている。レヴァークーゼンの攻撃チャンスが少なく見えたのもこれかな?
63分のセルロートところだが、自分で決めて欲しかった。この大事な試合でアピールするチャンスだけに非常に勿体なかった。失点にはならなかったが、結果的にレヴァークーゼンのカウンターに繋がった。セルロートだけじゃない、前半で言えばエンクンクもそうだアンへリーニョからのボールを多く受けたなかで少し物足りない。ライプツィヒはあれだけチャンスがありながら1点止まりなのはらしくないなと思った。
反対にレヴァークーゼンのCBがなんとか1点で抑えたのか?
それにしても、最後のグラーチあれよく止めたなと、勝ち点2変動するかもしれないシーンだったわけで、しかもよく見ると味方のディフレクションだし。ナイスキーパー!!
この試合で優勝はバイエルンかライプツィヒのどっちかになると思う。
優勝争いから脱落したレヴァークーゼンは混戦のCL圏を守り切れるか?どっかで勝ちたいね。

次回はホッフェンハイム対フランクフルトの試合感想を書く予定です。

見てくれてありがとうございました!!

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