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VOTE JAPAN 新たな始まり

前日の滋賀公演の興奮冷めやらぬ中で迎えた、1/15の京都公演。今回会場となっているロームシアター京都は、2016年のT.M.R.LIVE REVOLUTION'16-'17 -Route 20-ツアーで訪れた以来のお久しぶりホールでした。

今日も西川さんが舞台に現れた瞬間、観客はスタンディングに!そして演説が始まるのですが……。ここでライブの神が舞い降りたのです。
西川さんが喋っている真っ最中、突然客席から携帯の着信音が鳴り響きました。どうする、西川党首?!

西「電話が鳴っていますよ」
西「お急ぎですか?こちらも大変急いでおります!」

流石のアドリブ力!これで一気に会場が和みました。そう、「あの宿題」がやりやすい空気感が一気に生まれたのですよ✨
仕切り直しで再開した演説の中で、西ヲタさんからの「そうだそうだーっ!」という合いの手が入るようになりました。
人間万事塞翁が馬。電話を鳴らしてしまった方はめちゃくちゃ焦っただろうと思いますが、それがライブをいい方向に転がしてくれました。グッジョブです(*´ω`*)b

前日の滋賀ライブから連戦の方が多かったからだと思いますが、前日よりも会場の空気が温まるのが早かったように感じました。やっぱり、お約束の箇所を歌えたり合いの手を入れられるのはめちゃくちゃ嬉しい!

VOTEライブに来る度に思うのですが、ほぼ毎回と言っていいほど西川さんのMCに泣かされます(´;ω;`)  
今回も漏れなくそうなりました。

VOTEツアーのようなホールサイズのライブを行うアーティストは、現状かなり少ないそうです。コロナの影響で、まだなかなかお客さんが戻らない→埋まるのは6〜7割程度→採算が合わない→だからやらない。
どうしてもこの流れになってしまう、と。
だけど、西川さんはホールサイズの会場での47ツアーを行うことにしました。それは、記念すべき25周年をファンのみんなと一緒に祝いたいから。だから自らの足で各地に出向く。

「『誰かがやってくれないかな?』じゃない。『誰もやらないから、自分もやらない』じゃない。誰もやらないなら、それは俺がやる。誰もやらないことをやるのが西川貴教の仕事だ!!」

これが、西川貴教なんですよ。この生き様が、見る者を感動させる。
こんな熱い気持ちを受けて……黙ってなんていられないでしょ?私達に、西川さんの想いに応えさせて欲しい。観客の歓声や歌声も熱量が上がるのは必然でした。

そうやって、想いに声で応えながら進んだライブ。西川さんが口にした言葉は……。

「めちゃくちゃガッツリ歌ってんじゃん!!でも…めっちゃ良かったです!!ほんとに良かった!!
 これ。これなんだよなぁ……。ライブって舞台があって、照明があって音楽が鳴ってればいいってものじゃない。そこにみんなの声があるから、ライブになるんだよ。これを……みんなと一緒に、一つずつ取り戻してきた。みんながそれを証明してくれた。ここにいるみんなが西川貴教の証です!」

こんな宝物の言葉を貰えるなんて。
気が付けば、会場の中には西川さんの名を呼ぶ声が溢れていました。名を呼べることの幸せに改めて気付かされながら、私は西川さんの言葉を噛みしめていました。

「お袋がすぐ近くで眠ってるこの京都で、こんなライブができるなんて…。これまで色々あったけど、『ここに行けよ』『こっちでこれ勉強してこいよ』って、一つずつ導かれてた気がする。きっと今日この場で出会えたのは偶然じゃないよ!」

気学の師匠からいつも言われているのは「偶然は一つもない。全て必然」ということ。
沢山の人たちが、それぞれに色んな想いを抱えながら西川さんと共に歩んだ。この道のりが、今日の京都ライブに繋がったと思っています。
それは、会場に集まった観客だけじゃない。西川さんに想いを寄せる全ての人たちの気持ちも丸ごと乗っかっている。そんなライブだったと私は思っています。


アンコールが終わったあと、西川さんから超絶素敵なお言葉がっ!

「もー!ツアーあと28本もあるのに、今日こんなライブやっちゃったら……これが基準になっちゃうじゃん!!お前らのせいだぞ!責任取れよ!責任取って、みんな次の武道館来い!!」

これを聞いて歓喜せぬ西ヲタなどおらぬ!私もめっちゃくちゃ嬉しかったです!!

『失くしたものを取り返す』

それが大きく前進した京都ライブ。とはいえ、まだすぐに全てを元通りにできるわけじゃない。声を出すことに不安を覚える方もいらっしゃると思います。西川さん自身も「不安を持ってる人たちを無理矢理どうにかしようという気持ちは、一ミリもない」とおっしゃってました。「そういう気持ちを持った人たちを、みんなで受け止められるような場所にしたい」とも。

何が正解かなんて、今でも誰にもわからない。
だからこそ西川さんは、前へ前へと進んでいく。
誰もやらないことをやるのが西川貴教の仕事であるのならば、その西川さんを支えるのが私たち西ヲタの役割。西川さんと私達でエネルギーを交換し、循環させて推進力にしてゆく。
そんな風に西川さんと共に在れることを、私は心から誇らしく思います。そして、このような生き方を掴み取った自分自身を最上級に褒めてやりたいです。

西川さんの姿にチカラを貰いながら。今日できる自分の精一杯で日々を走っていこうと心に刻んだ、そんな京都ライブになりました。

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