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「ありがとう!」を届けるために

T.M.R. LIVE REVOLUTION’22-’23 -VOTE JAPAN- ツアー徳島公演に行って参りました!47都道府県を巡るこのツアーも、徳島公演を含め残り2公演。私としては、この徳島公演がツアー参加のラストです。

VOTE JAPANのゴールデンウィーク付近のツアー日程はこんな感じになっていました。
・4/27(木)   長崎
・4/29(土・祝) 鹿児島
・5/3(水・祝)  高知
・5/4(木・祝)  香川
・5/6(土)    徳島

何たる怒涛のスケジュール!

SNSをチェックしていると、直近のライブに参加した方の「会場の一体感がすごい!」という投稿を目にしました。三年に渡るツアーの大ラスである5/12の沖縄公演が見えてきた今、みんなそれぞれに気持ちが高まっているんだろうな、と。
かく言う私もVOTEツアー、VOTE JAPANツアーへの思い入れは強いです。ですので、それはもう気合を入れて5/6の当日を迎えました。

徳島ライブでの西ヲタさんたちの気合の入りっぷりは、しょっぱなでわかりました。それは、ライブ開始前の迷い無きturboコール。
※西川さん、子供の頃に「たー坊」と呼ばれていて、それをもじってファンクラブ名やライブの時のコールが「turbo」になっています。

コロナ前のライブでは、ライブ開始前に客席から手拍子とともに「turbo!turbo!」というコールがかかるのが当たり前でした。ですがコロナ禍でのライブは観客からの発声が禁じられていたので、turboコールは随分長い間封印された状態になっていました。
声出しが徐々に解禁され始めたタイミングでturboコールも復活はしたのですが。前回参加した4/15の奈良公演ではライブ本編終了後アンコールのturboコールはガンガンにやっていたものの、ライブ開始前は手拍子での呼び込みのみとなっていました。それが、この徳島公演までに復活していた。

ライブ開始前のコールって、始めるのにかなり勇気が要ると思うんですよ。まだコロナが完全に収まったわけではないので、「やりたいけど……ほんとにいいのかな?」という葛藤を抱えていた人が多かったと思います。アンコール時はライブでテンション爆上がりしてるので、そのまま勢いでいけるんですけどねぇ。。。
そこを乗り越えて再び開始前turboコールを定着させてくれた西ヲタのみなさまに、本当にありがとうと伝えたい(*´ω`*)

そういう想いが色々相まって、私もturboコールにガッツリ乗っからせてもらいながらも無性に感動して「声出したいのに、出したら泣きそうで声が出せない」というジレンマに陥っておりました(笑)

そんなこんなで幕を開けたライブ。

西川さんが、めっっっちゃくちゃ嬉しそう。


もう、この一言に尽きます\(^o^)/
あれだけのハードスケジュールにも関わらず、歌もパフォーマンスも超パワフル!そして、もちろんトークも♡

西川さん、5/5のライブ中日にサポメンであるドラマーの淳士さんと観光に行ったそうです。これまではメンバー同士での感染を避けるために、打ち上げどころか一緒に食事をすることすら避けていたそうなのですが「もう、このタイミングでならいいよね!」と、ようやく約束していたドライブに繰り出したとのことでした。

祖谷のかずら橋って、ご存知ですか?
「かずら橋を渡ろう!」って淳士さんが計画して、前知識のない西川さんを連れて行ったのですが……

西「あれ、小一時間ぐらい並んだよね?何で橋渡るだけなのに、こんなに並ぶの?って思ったのよ」
西「他の人達が渡ってるところが遠くから見えるんだけどさ。何であんなにゆっくりなの?って思ってたんですけどね」
西「直前で気づきました」
西「あ。これは、よくないやつだって」

はい。よくないやつは、こんな感じです(笑)

淳「西川さん、こんなにムキムキじゃないですか?なのに、橋渡るときめちゃくちゃへっぴり腰だったんですよ。体幹が『無』」
西「どうも、『無』です。この人、すごいんだよ?動画自撮りしながら、ひょいひょいって行っちゃうの」

てな感じで爆笑トークを繰り広げていたのですが。
まさかこれが後のフリになっているとは、この時誰も思っていませんでした。。。

ライブ本編が終わって怒涛のturboコールと共に西川さんが再びステージに戻ってきて。さぁアンコール1曲目の「BLACK OR WHITE?」に行きましょうか!となったタイミングで、突然、ステージ上の照明が消えました。え、機材トラブル??などと思っていると、ステージ上のスクリーンに、これまた突然映像が映し出されました。

晴れた青い空。眼下を流れる水。画面にアップで映る、オレンジ色の髪の男性……。

そう!淳士さんが自撮りしていたかずら橋の映像が、字幕つきで流れ始めたのです!きっと、ライブのスタッフさんが字幕つけてくれたんでしょう。
あれ、どこまでの方が映像流れるの知ってたんですかね?西川さんもバンドメンバも知らなかったように見えたのですが。映像提供者の淳士さんは、きっと知っていたハズ(´ε` )♪

ババンと映し出された映像。かずら橋の手すり部分をがっしり握りながら渡る西川さんの姿は……予想以上にへっぴり腰でしたww
あれですな。生まれたての子鹿、みたいな(笑)
そんなこんなで「BLACK OR WHITE?」がプライベート観光映像に置き換わるという、なかなかレアな体験となりました(´ε` )♪


てな感じでガッツリ爆笑させてもらったと思えば、思いっきり心揺さぶられる場面も。

冒頭に書いた通り、西川さんを含め演者のみなさんも観客も、のっけからめちゃくちゃ熱量が高くて。演者のパフォーマンスと観客のレスポンスや歓声がぐるぐると循環してお互いを高めあって、より一層エネルギーを増していく。そんな状態なものだから、会場には常に歓声や声援が飛んでいる状態になっていました。

これまでのライブレポにも書いてきましたが、今回のツアーで、西川さんは何度も何度も「ありがとう」という言葉を繰り返し伝えてくれています。
徳島公演でも同じく、西川さんから「ありがとう」の言葉がありました。それに対し、会場からも「ありがとう」の言葉がちらほらと聞こえ始め、ある男性が叫んだ一際大きな「ありがとう!!」という声が西川さんの耳に届きました。その後、西川さんがこんな風に話されたんです。

「こんなに真っ直ぐに『ありがとう』って言ってもらえるんだね」

とても、印象的な言葉でした。

「気持ちを伝えるためにも、誰よりも先に僕から『ありがとう』って言わないと……そう思ってました。だけど、そうじゃないんだって、今日気が付きました。こんな風に『ありがとう』って返してもらえるんだな、って」

私は、西川さんには感謝してもし足りない気持ちでいっぱいです。
先が全く読めない中、リスクを承知で決断してくださったこのVOTEツアーに、一つ一つのライブに、自分がどれだけ救われたことか。
その時々に自分の中に生まれてくる『ありがとう』の気持ちは、ファンレターに書いてライブ会場のプレゼントBOXに託す。そうやって、自分なりに西川さんに感謝の気持ちを届けていたつもりでした。
でも、ライブの中で私が声援としてその言葉を発したことは、なかった。西川さんの名前を呼んだり、歌を歌ったり、掛け声を上げたりとかは、でっかい声出してずっとやってたのに。

西川さんの言葉を聞いて生まれた後悔。
こんなにダイレクトに言葉を伝えられる場があるのに、私はどうして今まで直接『ありがとう』の言葉を口にしなかったのか。その言葉を叫ぶのは、少し気恥ずかしさがあったからかもしれません。
でも、もうそんな事は言っていられない。後悔に時間を割くよりも、今、この瞬間に後悔しない方法を選び取るべきだ。失敗は、その先の成功に繋げるためにあるものですからね!

だから私も、めいっぱい叫びました。西川さんに「ありがとう」を。
たくさんの『ありがとう』が溢れる空間は、本当に本当に温かかったです。
私、いつもだったらMCでどんなこと話してたとか後からそこそこ思い出せるのですが、この時は自分の感情の振れ幅が大きくて、その後に西川さんが何を話したのか記憶が曖昧です。言葉として記憶できなかったのは残念ですが、でも、『感覚』として私の細胞がしっかり受け取ってくれただろうと思っています。

その後もライブの中で『ありがとう』はたくさん聞こえてきて。

「何か、自己啓発セミナーみたいになってるじゃんw」

アンコール終了後のトークで、西川さんが冗談っぽく言ってましたが(笑)
このライブで、とても大事なことに気づかせてもらえました。やっぱりちゃんと想いは「声」に出して伝えなくちゃ、ですよね。
ですので、5/12の沖縄公演に参加される方は、思いっきり西川さんに『ありがとう』の声を届けちゃってください!

西川さんが体調を崩されたと、本日Twitterで発表されていました。
声帯炎とのことですが、怒涛のスケジュールでしたからね……。
きっと西川さんは全力で体調の立て直しを図って、沖縄公演に臨まれると思います。が、沖縄公演まであまり日数が無いのも事実。沖縄公演に参加される西ヲタさんたちの『声』でもって西川さんを支えていただき、最高のVOTE JAPANツアー大ラスを迎えて欲しいなと願っています。


長かったようであっという間だった私のVOTEツアー、VOTE JAPANツアーは、これにて終了です。
VOTE、VOTE JAPANは失ったものを取り戻していく過程をリアルタイムで体験するという、ものすごく貴重な経験をさせてもらったライブツアーでした。

今、ほとんどコロナ前と同じような形でライブに参加できるようになりました。でも、コロナ前と決定的に違うのは、私達の心。声が届けられることの有り難みを身を持って知っている私達の心が、この数年間の証です。

当たり前は当たり前じゃなく、かけがえのない時間。
これからも大きな声で「ありがとう」を届けるために、私は西川さんのライブに全力で飛び込んでゆくのだと思います。


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