過去1年ぐらいのメディアの作り方と今後1年ぐらいのメディアの作り方

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ネットメディアの次の一手は?キュレーションは量から質へ、分散型メディアはゆるいコミュニティー形成に注力

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http://jp.techcrunch.com/2016/03/04/b-dash-smartphone-media/

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Spotlightのトラフィックをこれ以上拡大するのは難しくなってきた段階に来たこともあり、

記事の質を上げてユーザーのエンゲージメントを促すことが本質的にメディアを育てていく方向に向かっている。

メディアのマネタイズの側面においてもアドネットワークを活用すること、

そして広告でも良い記事を書いていかなくては売れなくなるのではないかと話す。

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ここ最近のSpotlightの取り組みやチャレンジは規模の限界感から来てる感じだったんですね。

今の規模だと多分MAUが2500万ぐらい。もちろんSEO的な部分でも多少稼いでいますが、

SNS寄りでの現時点での日本の限界値はこの辺りなのかなと思いました。

世界TOPのBUZZFEEDがバイラル以外もいろいろ手を出して全世界で2億MAUぐらいと、

メディア世界一の高みが徐々に見えてきている感じもします。

また記事内の分散型メディアを運営しているエブリーで

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メディアとユーザー間のコミュニケーション、そしてユーザー同士のつながりにあると考えていると言う。

若いユーザーはSNSに親しみ、気軽に他のユーザーに声をかけたり、芸能人からでも反応が得られたりすることに慣れている。

エブリーがFacebookに配信するコンテンツのコメント欄にも1日数百件、時には1000件以上のコメントが寄せられるそうだ。

それに返信するのは手間ではあるが、メディアがユーザーとのコミュニケーションを大事にすることでエンゲージメントを促すことができるという。

また、Instagramなどのプラットフォームのハッシュタグ機能でユーザー間のゆるいつながりが生まれているそうだ。

そこからユーザーが自社の他のコンテンツを見て回ることもあれば、他のユーザーとの交流が発生することもあるという。

コンテンツもそうだがコミュニティーも分散化していることが分散型メディアの強みになるだろう

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ソーシャルプラットフォームをハックするというのはこのレベルだよなーと思います。

情報を流すだけではなく、特性を活かして擬似的にメディア化してしまう。

プラットフォーム側の変化に対するリスクはありますが

この辺りをしっかりハックしていく、活用していくのもバーティカルメディアだからこそ重要だなと思いました。

自分たちのサイトに来てもらうことや記事を見てもらうことを前提とせずに、

メディアとユーザーのコミュニケーションを作る、情報自体を伝える、

ソーシャルメディアを自分たちのメディアと捉えるスタンスはことさら大事だなと思いました。

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