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(2)日本版帰化試験問題 第80問
【アメリカ市民権試験問題】
■第80問 第2次世界大戦と、世界大恐慌の時の大統領は誰か。
(答) フランクリン・ルーズヴェルト
【帰化試験問題】
★第80問 大東亜戦争開戦時と終戦時の内閣総理大臣を答えよ。
(答) 東条英機、鈴木貫太郎
【解説】
FDRはアメリカ人が選ぶ最も好きな大統領だが、日本人にとっては、共産主義者に騙されて、日本を破滅の縁に追いやった悪魔のような存在だ。
このアメリカ版の問題が意味深に思えるのは、「世界大恐慌のとき」とさりげなく付け加えていることだ。結局ニューディールはたいしてうまくいかず、対日開戦に活路を開いたというリヴィジョニスト(歴史修正主義者)の影響があると言えば言い過ぎだろうか。もっとも、その要因考えるアメリカ人は少数派だが。
FDRは恐慌の時から終戦の直前まで、憲法に違反して大統領を4期務めた。終戦時は副大統領のハリー・トルーマンに代わっていたが、この間、大統領は2人だけである。
日本の場合、世界大恐慌の時の総理大臣は浜口雄幸、そのあと終戦までの16年間に、何回内閣が変わったかご存知だろうか。若槻礼次郎、犬養毅、斎藤実、岡田啓介、広田弘毅、林銑十郎、近衛文麿、平沼騏一郎、阿部信行、米内光政、近衛、近衛、東条英機、小磯国昭、鈴木貫太郎と何と、15回も交替しているのだ。猫の目の如き内閣交代に共同謀議があったと断定した東京偽裁判は、茶番だと言われても仕方があるまい。
全員を答えさせるわけにもいかないので、日本版では、開戦時と終戦時の内閣総理大臣を問うことにしよう。
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