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つながり〜ライブ・ハウス開業準備中ノート ⑥

Re.Delightの開業日を10月20日の日曜日と決めました。
その日の昼のライブがスタートになります。
当日の出演者などの詳細は、もう少しはっきりしてから情報公開しますので、少々お待ちを。
10月と11月のスケジュールも、少しずつ(ほんとに少しずつですが)決まっています。確定したものについては、一部、ミュージシャン側から発表されているものもあります。Re.Delightのウェブサイトのスケジュール・ページも、急ぎ準備中です。
越智がナマケモノのせいで、依頼するつもりでまだオファーしていないミュージシャンもたくさんいます。頑張らなければ。

それにしても。

つい数か月前まで、越智自身、自分がライブ・ハウスを経営する、なんて思ってもいませんでした。
そのことを周囲に告げたとき、その人たちも、一様に、激しく驚きました。しかし、意外だったのは、ただ驚くだけでなく、越智のことを我が身のことのように心配してくれたり、ときには叱ったり、怒ったりしてくれる人が少なくなかったことです。

越智はもともと、「自分は人付き合いが苦手だ」と思っていました。基本的にひとりでいるのが好きで、ライブ・ハウスに通っても、他のオーディエンスと客席で会話することもなく、ミュージシャンやお店の方と、ちょこっと会話する程度でした。
それがいつの間に、自分のことのように心配してくれる人たちができるほど、人と人との繋がりを、ジャズを通して作っていた——不思議な話です。

間に、コロナ禍があったせいかもしれません。

コロナ禍の最初のころ、ある都市のライブ・ハウスでクラスターが発生し、それが妙な風評を呼んで、ライブ・ハウス自体を敵視する人たちが少なくなかったと思います。
そんな中で、ライブ・ハウス通いを続ける人たちの間、そしてそんなオーディエンスとお店の方、ミュージシャンの間に、普通以上の連帯感のようなものが、形成されたことも、否定はできません。

でも、それだけではない気がしています。同じ空間を共有して、同じ音楽に耳を傾けることに、ある種の力がある——と思えてなりません。

私がこれから運営する店で、そうした〈つながり〉が、できてゆくのかどうかわかりません。また、無理に〈つながり〉を作ろうとするのも、違う気がしています。

それでも、「同じ空間を共有して、同じ音楽に耳を傾ける」体験を、多くの方にしていただきたいと思います。

店の副題(という言葉は正しいのかわかりませんが)として、”Jazz Expreience”という言葉を入れたのは、そうした願いからです。

では、今日はこのへんで。

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