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La liga 第31節 Barcelona vsAthletic Bilbao 雑感~哲学と我慢比べ〜

今日は日本時間6月24日5時KOで行われたバルサvsアスレティックの個人的感想をまとめていきたいと思う。

両チームのここまでを軽く振り返ると、両者ともに再開後は無敗。

アスレティックは前節開始早々にイニゴがコーナーからもぎ取った虎の子の一点を、カナレスのPKミスとかもありながら、ウナイ・シモン神を中心に何とか守りきり勝ち点3を奪取。

対するバルサセビージャに攻め手を欠き、スコアレスドロー。またアルトゥール7250万ユーロでのユーヴェ加入の噂や、グリーズマンとメッシの不仲が報じられるなどピッチ外の話題も騒がしくなってきた。(てかバルサのアタッカーってずっと不仲説とか出てんな。アイドルなんかこいつら)

このゲームに関しては個人的に思い入れがある。というのも高校時代オールコートマンツーマンディフェンスのチームに所属していた自分にとって、当時の監督であったエル・ロコ(変人)ことマルセロ・ビエルサアスレティックを率いた時に当時めちゃくちゃ強かったバルサに対して用いたのがこの戦術であった。もちろんリアルタイムで観戦することは叶わなかったが、レビューブログやハイライト動画でその全容を知った時はものすごく驚きであり、勇気づけられるような気がしたのであった。

目まぐるしいバルサのポジションチェンジ、回してリズムを作る調律には、マンツーマンディフェンスしかねえ!といった気概が見えた。でもバルサバルサでマンツーでやってるから自ずと手薄になる裏のスペースに蹴ってよーいドンで勝てばいいのにそんなことはしない。まさに哲学vs哲学。フルマッチを1回しか見れてないのが悔しい。保存しておけばよかった。
まあてな感じでこのマッチアップには思い入れがあるわけです。また今季のコパ・デル・レイでアスレティックがオールコートマンツー的なことやったみたいな記事もあったので、まさかリアタイでマッドマックス怒りのオールコードマンツーマンプレスが見れるのではないかと密かに期待しながら目覚ましをかけました。

http://soccertentyou.blog.fc2.com/blog-entry-49.htm

Starting XI

まずアスレティックから。前節から6人もスタメンを替えてフレッシュなメンバー。前節ゴールを決めたイニゴムニアインラウールガルシアをベンチスタートに、サンセレクエがスターティングに名を連ねた。フレッシュなメンバーということはまさか、、マッドマックスが見れる…?

対するバルサは前節のスタメンを知らんのでなんとも言えないがまあベストに近いんじゃないかな??アルトゥールが出場したのは移籍しないという意思表示なのか、背に腹はかえられず過密日程で使うしかないのか果たして…

ゲーム雑感

オールコートマンツーでは全然無かった。まあそりゃそうだよな。あのサッカーめちゃめちゃ消耗するし確実に過密日程向きじゃねえし。ぴえん

アスレティックは基本リトリートの5-3-2(ビボーテがDFラインに吸収されない時は4-4-2)みたいな形。人主導の守り方。相手の2セントラル+1ビボーテをイニャキサンセで見て、後ろはセメドアルバが幅をとってるのを両ラテラルorSHが見て、中央のグリメッシスアレスを見るために2セントラル1ビボーテで中央を固めて、5バックみたいな形になってた。GKまで下げたらガンガン行くけど、1個剥がされたら遅らせて退却。

バルサは非保持4-4-2で保持時は3-5-2みたいな感じかな?メッシグリスアレスの3トップ+ビダルピン留めレイオフフリックとか使って手を替え品を替え前むくボールホルダーを作りながらチームを前進させ、中央を崩そうとする感じ。この3トップが縦関係になるとめんどい。中開けたくないからそう簡単に出ていけないし。

ビダルマジでダルい。めっちゃ走るどこにでもいる。

・基本はメッシゲー、でもメッシが持つと結構バルサの周りの選手の足止まってるのが気になった。彼が1枚剥がしても絶対もう1枚来る。やっぱ中央ガッチガチに固めてるだけあって、綺麗な形は作らせない。

アスレティックの攻撃は基本イニャキ頼み。サンセもめっちゃ上手かった。

ずーっと我慢とにかく我慢。流動的なバルサの前に付いていく、受け渡す、またついて行く。1人ドリブルで剥がされたら近いやつがカバー、それに合わせてまたついて行く。これを愚直に繰り返す。バルサも一昔前みたいにパス回させて調律させたら気づいたらゴール前どフリーですってほど洗練されてないので結構守れちゃう。やっぱクオリティの低下を感じざるを得ない。

アスレティックはスタメン半分変えてもこのクオリティは凄い。まあ愚直に守るだけなんだけど。そして交代選手入れても良い意味でも悪い意味でも全然変わんなかった。

・途中から入ってきたリキプッチのダボダボのユニをシャツインしてるのが中一新入生っぽかった。あとバック・トゥ・ザ・フューチャーのマクフライに似てる。そしてめっちゃうめえ。ファティも良かったけど、リキプッチめっちゃ良かった。チームにリズムをもたらす選手。カンテラっぽ〜〜って思った。

やっぱ面影あるよな。なんか。

ブスケツに代わってラキティッチ。基本2セントラル+ブスケツで作ってたしカウンター対応とかもしてたからまあまあファイアーフォメじゃね、とか思ってたら普通にラキティッチにやられた。それなりにやり方に慣れてきたところで中盤の底からのバーティカルな動きに対応できなかった。やっぱこれだけハイクオリティでタイプ違う選手持ってるってのは層厚いよね。

https://twitter.com/japanmessi3/status/1275559524020047872?s=21

取られたあとは、前に出ざるを得ずオープンな展開に。アスレティックにも、1回クロスからチャンスが来た(テアの判断ミス?)来たけど決めきれず、逆にメッシにも2回ぐらいシュートチャンスあったけどゴールにならずそのまま終了。相当耐えたが結局1-0でバルサの勝利。

総括

・高い集中力を維持して、ターンオーバーも出来たしよくやったと思う。ただ欲を言えば守備全振りだったから引き分けには持ってって欲しかった。そして1点取られたあとの手立てが何も無かった。それは課題だね。この間のベティス戦も受けに入ったらずっとやられっぱなしだったし。やっぱタレント不足は否めない

・もちろん疲労度との兼ね合いもあるんだろうけど、イニャキ途中からの方が良くね?感。ビハインドで切り札として1人で何とかできるイニャキを使いたかった。ぶっちゃけほぼほぼ仕事は守備だったんだから違う選手でも行けたし、オープンな展開になってから彼が出てきたらもっと怖い存在になったと思う。

ウナイシモン神は絶対保持しろ。何がなんでも。もしくはマンチェスターユナイテッドに売ってくれ。


てな感じですかね。全然関係ないけどスペイン語急にむずくなったからサッカー見てる場合じゃねえわ。

また書きます。

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