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さよなら CentOS 7

始め有るものは必ず終わり有り。

君子

そう。2024年6月末でCentOS 7が EOLを迎える。来月からはベンダーサポートが終了します。

サポート終了後は、脆弱性に関するセキュリティーパッチの配布がなくなり別のOSへ移行することが推奨となっています。

サーバを触り始めたのがCentOSだった

Webデザイナーとして入社したのが15年以上前だった。
当時は、サーバがなんなのか。なんとなくハッカーが触るものなんだろうとざっくり的な初学者だった。

仕事として、サーバを触る機会が出てきた。
前職でサーバを物理サーバを管理する機会があって、それがCentOSだったことが大きな理由。
教えてもらった人もCentOS一択だったことも大きい。
当時は理解してなかったけど、OSのサポート期間が長いという点だった。
しかし、時が経つのは早い。もうEOLを迎えることになった。

それが私とCentOSとの出会いだった。

社内サーバから管理を任されて色々教えてもらって、どこに何があってどう触るのか。具体的に教えてもらったわけじゃないけど自分なりに調べてサーバを作ることを必死でやってた。

家に帰ったら、さくらのVPSで自分のサーバを立てては繰り返しLAMP環境を作ってたのは懐かしい思い出。

若い頃にサーバを触る機会を与えてくれたCentOS。色々な使い方コマンドだったりをログインしては手癖のように ls -la だったりpwd を打ってた。笑

データセンターには物理的にサーバを保持してた時代。
その中で学んだことは、今でも多いに活用できている。(なんかあってもリカバリーする力)

そして、終了するCentOS 7

いよいよ今月末に終わってしまう CentOS 7。
昨今ではサーバ構築自体が自動化されて Docker環境でさくっとイメージを落としてくればとりあえず使える。
自分の案件では、クラウドサービスがメインになったことで、ここ最近はめっきりサーバにログインすることもなくなった。

しかし、案件で一個サーバを保持してたこともあり終了前には必ず移行することがタスクとしてあった。

重い腰をあげて、Rocky Linux へ移行することを決意したのだった。

忘れかけてたLAMP構築・データベースの移行・サーバ構築・SSLの設定など思い出しながら作業を行い、やっと移行が完了できた。

小さいサイトのサーバではあるが、自分が1人で構築して運用したのは現職になってからだ。

失敗しながら経験して、トライアンドエラーで学んだ このサーバとも本日でお別れです。

いままでありがとう。CentOS 7

色々なOSの種類があって触った中で、一番 CentOS がしっくりきてた。
それは教えてもらった人(師匠)によって、流派みたいなものなんだろうと思う。
だから、Rockyを選択したのだった。

鬼滅的な感じでいくと、CentOSは 始まりの呼吸(鬼滅の刃)や水の呼吸に近い感じがしてる(あくまでも自分目線)。
そして、色々な呼吸(OS)へ派生していくという感じいた。だから自分のなかで始まりの呼吸なんだと思ってるOSだった。

いままで色々経験させてもらってありがとう!安らかにお眠りください。


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