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【EDH】野生の意志、マラス

■統率者と前書き


野生の意志、マラス

伝説のクリーチャー — エレメンタル(Elemental) ビースト(Beast)

野生の意志、マラスは、これを唱えるために支払われたマナの点数に等しい数の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
(X),野生の意志、マラスから+1/+1カウンターをX個取り除く:以下から1つを選ぶ。
・クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンターをX個置く。Xは0にはできない。
・クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。野生の意志、マラスはそれにX点のダメージを与える。Xは0にはできない。
・緑のX/Xのエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークンを1体生成する。Xは0にはできない。

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MTG Wiki

EDH構築記事第3弾はナヤカラーで10年前くらいから(!)使ってる統率者です。統率領域から唱えるたびに3/3→5/5→7/7・・・と大きくなります。
下の(X)起動能力はいろいろなカードとシナジーがあり面白いです。
日本公式準拠でLv8くらいは目指せると思いますが、cに持ち込むにはスタックス戦略を取らざるを得ず、環境次第かなーという感覚です。

・クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンターをX個置く。Xは0にはできない。

コンボ時以外はほぼ使いません。

・クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。野生の意志、マラスはそれにX点のダメージを与える。Xは0にはできない。

コンボ時以外だと序盤のマナクリーチャーをけん制するのにも使えますが、漁夫の利を与えてしまうことの方が多いのであまりやりません。花を手入れする者クラスなら焼く価値はあります。

花を手入れする者

・緑のX/Xのエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークンを1体生成する。Xは0にはできない。

トークンを並べて、トスキでドローしたりクレイドルからマナ出したり、意外と使い道があります。オーラの破片を採用している場合は置物から生存権を奪います。(ゲイヴには見劣りします)

秘密を知るもの、トスキ
オーランの凍り牙
オーラの破片

■目指すゴール

①波止場エミエル

有色無限マナがあれば、2つ目のXダメージを起動してマラス死亡→唱えなおしで無限ダメージとなります。波止場+エミエルパッケージでこれを狙います。波止場の恐喝者で宝物が4つ以上出せる状態であることが条件です。

波止場の恐喝者
祝福されたエミエル

②三葉虫コンボ

1枚1枚のヘイトの低さから、これが一番よく決まる気がしています。
・+1/+1カウンターを追加でおけるカード
・謎めいた三葉虫
・マラス(統率者)
によるコンボです。必要枚数は①の波止場エミエルと一緒なので、その時々で達成しやすい方を考えながら動きます。初見では10割理解できないので、以下に解説します。

・+1/+1カウンターを追加でおけるカード
現リストでは使いやすさから「硬化した鱗」「議事会の導師」「解き放たれた繁栄」の3枚を採用しています。単体でも、1マナでマラスのカウンターを増やすという地味強コンボになります。
追加コストを支払うことなく、パーマネントの上に置くカウンターの数を増やせれば何でも良いです。「解き放たれた繁栄」は追加で置く先を選べるため妨害耐性で少し有利ですが、相対的に重い&被サーチ性能が低いです。

硬化した鱗
議事会の導師
解き放たれた繁栄

・謎めいた三葉虫

謎めいた三葉虫

クリーチャー — 三葉虫(Trilobite)
謎めいた三葉虫は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
謎めいた三葉虫の上から+1/+1カウンターを1個取り除く:(◇)(◇)を加える。このマナは、能力を起動するためにのみ使用できる。
(1),(T):謎めいた三葉虫の上に+1/+1カウンターを1個置く。

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MTG wiki

初見だと俄かに動きが想像しがたいですが、鱗とマラスで3枚コンボとなります。手順は以下の通りです。「鱗」のところは別の鱗系カードでも代用可です。

鱗、マラス、三葉虫を並べます。三葉虫に+1/+1カウンターが2個以上あるなら浮きマナは不要です。鱗を先に出しておくとマナが少なくて済みます。
何もない状態からでも6マナ(鱗1マナ、マラス3マナ、三葉虫2マナ)あれば仕掛けることが可能ですが、三葉虫以外はそこまで警戒されないので分散していくのがおススメです。三葉虫は単体では弱いですが得体が知れないので警戒されます。
三葉虫:2/2
マラス:3/3
0マナ

三葉虫から+1/+1カウンターを1つ取り除き2マナ追加
三葉虫:1/1
マラス:3/3
2マナ

1マナ使用してマラスから+1/+1カウンターを1つ取り除き、三葉虫に載せる。鱗の効果により2つ乗る。
三葉虫:3/3
マラス:2/2
1マナ

1マナ使用してマラスから+1/+1カウンターを1つ取り除き、マラス自身に乗せる。鱗の効果により2つ乗る。
三葉虫:3/3
マラス:3/3
0マナ

三葉虫から+1/+1カウンターを1つ取り除き2マナ追加
三葉虫:2/2
マラス:3/3
2マナ

これで+1/+1カウンターの数は①に戻りますが、2マナが追加された状態です。①~⑤を繰り返すことで無色無限マナとなります。その後④を任意の回数繰り返すことでマラスの上に+1/+1カウンターが無限に乗った状態かつ無限マナとなるので、無限ダメージが可能です。

③ヘリオッドバリスタ

い つ も の
ヘリオッドはマラスとのシナジーもあるので、悪くないです。マラスに絆魂を与えることで+1/+1カウンターを減らすことなく、1マナ1点を飛ばすことができるようになります。ボードコントロールしていきましょう。

太陽冠のヘリオッド
歩行バリスタ

④献身ドルイドで緑無限マナ

一時期話題になりました。
これだけでは勝てませんが、鱗系カードがあれば②のコンボと同様となります。ドルイドと即時換装+鱗+マラスで4枚コンボです。ドルイド(マナ加速)と即時換装(除去)が単体で役割のあるカードなのでギリギリ採用圏ですが、入れ替え候補筆頭です。

献身のドルイド
即時換装

■デッキリスト

決定版ではないですが、現在のリストを掲載します。
ナヤカラーでそこそこ勝率を上げようとするとスタックス戦略をとるしかないかなと思い、現在の構築にしています。

■基本となる戦術

マナ加速→サーチ→コンボが王道ですが、相手の妨害にも遭うし、こちらも相手の妨害をする必要があります。
サリア等で相手を妨害しつつ、相手の妨害を妨害しましょう。こちらはクリーチャーコンボなので影響を受けづらい”はず”です。
緑の加速・サーチ、白で妨害、赤は添えるだけです。

ロングゲームになりそうなときにはトスキ等をサーチしてきてハンド増やして何とかすることもありますが、いずれにせよ行きつく先は無限ダメージでの勝利です。

月並みですが以上です。

■ポイント解説

・徴募兵について

赤は添えるだけと書きましたが、帝国の徴募兵は八面六臂の活躍を見せます。

帝国の徴募兵

上で挙げたコンボパーツ(生物)の大半にアクセスできるうえ、デッキ内の便利クリーチャーのほとんどにもアクセスできます。よく考えて使いましょう。
もしこれでエミエルをサーチできたらこれ一枚で勝てるんですけどね。

・コンボ直行しない場合の動き

マラス1回目は基本的にエレメンタルを撒いて死亡します。クレイドルやトスキに繋いで、マナや手札を確保しに行きます。マナ確保できれば2回目・3回目のマラスキャストは意外と楽です。

ガイアの揺籃の地

輪作がクレイドルサーチ用のカードになってしまっているので、他にシルバーバレットする土地が何かないか悩み中です。クレイドル探すならピールの気紛れの方が良いかなーとか思ったり…。

ピールの気紛れ

■検討中カード

リストの方に検討中カードを掲載しています。
サバイバルは単に買えてないだけなので、本気でやるなら入れたほうが良いと思います。シャーマンはヘイトのわりに動き出しのラグがありコスパが悪い気がして入れていません。

適者生存
獣相のシャーマン

■最後に

普段は青絡みばかりなので、息抜きや気分転換の意味でも良い相棒です。
初期のころは貧弱生物を焼くことに命を懸けていましたが、それでは勝てないことに気づいてから今の構築になりました。

ご意見ご質問お待ちしております。

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