師弟
将棋の世界の師弟の本、2冊目なんですけど、感動しますね〜
じわーっと涙が出てくる話が多い。
筆者さんの文章力もあるんでしょうけど、泣かせられるなぁ。
今回読んだ1つ目は谷川浩司さんと都成竜馬さんという師弟。お忙しい谷川師匠が遠くに住む竜馬君に、対局した棋譜を書いて送らせ、添削して返す時には、丁寧に書かれた手紙を必ず添えられた。それ読んだだけで感動です。師匠が弟子を思う気持ちの深さというか、そこまで考えておられるんだって思う。どの師匠もすごい、それぞれの師弟の物語がある。
偉大な師匠はどの世界にあっても、その世界のすごい人なんですよね。
弟子と言えども将棋の世界では大体小学生が多い。都成竜馬さんは小学校5年で弟子入りされました。
幼稚園のときから将棋を始めたら、小学生になって大人を負かす子に成長する。その才能を見つける人がいて、師匠につないでくれる人がいて、師弟が生まれる。将棋の世界がいかに特殊かわかりますよね。
栴檀は双葉より芳しっていうけど、4歳から5歳で将棋が好きになって指せるようにもなるみたいです。そこからどんどん伸びる子は伸びる。環境やね。お父さんやお爺ちゃんがやってた棋士の人多いと思うけど、一概には言えない。藤井聡太さんは5歳のときにおばあちゃんから将棋盤と駒をもらって、おばあちゃんに勝ったのがよかったらしい。なんと簡単な話。私も孫に勝たせてあげよう。
最近、色んな本読んでよくわかってきました。将棋の世界の話。
大体、将棋の世界でプロになれるのは前期2人後期2人、だから1年でたったの4人しかなれないのです。なんちゅー狭き門!余程の天賦の才能と本人の努力と周りの協力がないとプロまで成れない。才能ないわってなったら早めに諦めてほかの道行くってこともよくあるみたい。棋士にならんとiPS細胞の山中教授にあこがれてそっちの道に行った人もいるそうです。それもすごいけどね。
しかも26歳の誕生日がきても4段(プロ)になれないときは、プロ棋士になるのはほぼ諦めるしかない。奨励会という場所から出ていかなければならない。厳しい。
今テレビで観る将もやってますけど、それぞれの棋士たちのことを本で読んでたらほんとよくわかって興味深いです。
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