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『Kindle本の売り上げが200万円になりました!(釣りタイトル風ふたたび)』

2024年3月2日
昼寝研究所寝言レポート#3616

はい、赤井五郎と申します。
Kindleを中心にミステリのようなファンタジーのようなお話を書いています。Kindleは(わたしのような)素人でも世界中を相手に自分の書いた小説を販売することができるのです。

履歴を見ると、一番最初にKindleで本を登録したのが2012年10月
つまり、先月2024年2月11年と4ヶ月が経過しました。
そして先月までの売り上げ金額が、日本と米国あわせて200万円に達しました!
おお〜! すごい〜

あわせてと言っても米国の売り上げは1万円弱で、日本の売り上げが199万円ちょっと。その他の国のは数千円
ほぼすべてが日本の売り上げです。海外のは、主に海外在住の日本人が買ってくれたと思います。そういうメールもいただいたことがあります。
あと、Kindle Unlimitedの売り上げがほとんどです。

それにしても、素人が妄想だけで作り上げたお話がこんな金額になるなんて……

もちろん、わたし以上に稼いでいる人はたくさんいます。出版社から書籍が出た人も結構います。
でも、わたしにとってはわたしのことだけなので、喜んでおきます。
ひゃっほー!

……まあ、アレです。
喜び方も古いですよ。

金額も嬉しいのですが、自分がおもしろいだろうと思って書いたお話を、多くの人が楽しんでくれたことが何よりです。 何十分あるいは何時間かを費やして読んでくれた人達には感謝しかありません。

ちなみに、このnoteの記事で、一番多く読まれているのが2020年2月15日の『Kindle本の売り上げが100万円になりました!(釣りタイトル風)』でした。
そのときに『7年ぐらいで100万円』と書いている(正確には7年と4ヶ月)ので、そこから4年と2ヶ月で200万円。
ということは次は2年ぐらいで300万に?
といけば良いのですが、最近は明らかに読まれる数が落ちているので、かなり無理かと。新作出すのに3年以上かかっているからな……

Kindle本は現在までに18のタイトルを出しました。多いな……
1つは単にWebに出していた日記を書籍にしたものです。
その中で一番の稼ぎ頭はダントツで『サマータイムリバース』でございます。何度もPrime Readingに選ばれているので、それで読む人が多いのかも。

まあ、シチュエイションがおもしろいからな。(自分で積極的に売り込んでいくスタイル)
まだいまほど特殊設定ミステリが横行していなかった頃に書きました。西澤保彦先生がそういった作品群(七回死んだ男!)を次々に発表しており、楽しく読んでいました。
それ以前にも辻真先先生の『アリスの国の殺人』を中学生の頃に読んでいたし、山口雅也先生の『生ける屍の死』ディクスン・カー『火よ燃えろ』『ビロードの悪魔』ランドル・ギャレット『魔術師が多すぎる』そしてもちろん、アシモフ『鋼鉄都市』も。
まあ、ミステリにはこういう変化球もあるんだな、と思っていたので、自分が書くならどういう設定が楽しいだろうと考えて捻り出したお話です。連続殺人事件が起こって、主人公以外の人が死んでしまったところから始まるミステリ。楽しそうじゃないですか!
最後の展開を考えたときには自分は天才かと思いました。あの頃はしょっちゅう思っていました

個人的に一番思い入れがあるお話は『チョコレートの天使』です。もともと、この話を完成させようと過去の小説をKindleで出し始めたのです。
めっちゃ長いです。

これを出して満足したので、もう小説は書かなくてよいか、と思っていました。

が、それなりに多くの人に読まれるようになったので、じゃあ、もうちょっと書くかと。
チョコレートの天使が虫を日用品に加工したり、薬を作ったりといった虫技師のいる世界で、ではこの世界(直接の繋がりはありませんが)を舞台にしてみるかと『青い月夜の特別なこと』を書きました。

もうそこからはそのシリーズの続編ばかり書いています。あ、途中でSFっぽいミステリっぽい『タイムマシンを教えるために』という話もあります。
わたしのお話に節操なく出てくる『双一郎』という探偵役がいるのです。『青い月夜〜』は彼が活躍します。
『タイムマシン〜』でも高校生で出ています。

あと、最初に読むのに向いているのは、何か良い感じであっという間に読み終わる『鉄塔の下で その他の短編』でしょうか。素敵な表紙はしのみやななせさんに描いていただきました。もう今となっては絶体に書けない話です。

VOICEVOXで音声読み上げにしたものもあるので、ここにリンク貼っておきます。

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まあ、この文章は主に自慢のために書いているのですが、せっかくなのでKindleで小説を書く人が増えるように、アドバイス的なものができれば。

これは売れるための作戦というわけではなく、単純に「自分の作ったモノを衆人に晒す」という行為を行う上でのアレです。

まず、自分がおもしろい小説をたくさん読むと良いと思います。
それで『自分がおもしろいと思うもの』に対する自信がつき、その判断に自信が持てるようになったら、自分がおもしろいと思う話を自分で書けば良いのです。
そうすれば他の人から色々言われても、まあ、自分の話がある程度おもしろいことは今までの自分の経験からわかるわけじゃないですか。ならば、もうそれで十分です。

実際、KindleだとAmazonのレビューに否定的なコメントも書かれるわけですよ。全ての人が絶賛する作品は存在しないので。

例えば、わたしの場合は『中学生が書いたような文章』と書かれたことがあります。
そこはもう、自分がその作品がおもしろいと知っているのだから『そんなにすごい中学生がいるのか〜』ぐらいのスルーで。

ただ『おもしろいけど、もうちょっと丁寧に人物を描写してほしい』などの極めてまっとうな指摘には「読んでくれてありがとう。次は心がけるかも」と思うようにした方がよいかと。その方が小説がおもしろくなるかもしれないので。

はい、そんな感じでまた細々と新作を書いていきます。
まだ書きたいおもしろい話があるので。

あ、試しに別の場所でも、と思ってカクヨムにもちょろっと書いてみましたが、ほぼ読まれていないのが実情です。この話も続きを書きたいのですが……

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というわけで昨日2024年3月1日の自作Kindle有料版ダウンロード数は0冊。無料版も0冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は741。ありがとうございました。

この日々の読まれた報告も、なんか楽しいからやっています。いや、始めた頃はこんなに毎日0冊が続くとは思ってませんでしたが。
これからも引き続きよろしくお願いいたします。

それでは本日もお疲れ様でした。
おやすみなさい。

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追記2024年3月9日:『鉄塔の下で』の朗読ページを貼りました。

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