負。

思い出した、自分は負の感情を絵にしてる事。
振り回されて、怒りや悲しみを一枚に詰め込んだ。
赤 黒 青 紫 黄色。
好きな色をむちゃくちゃに塗って、冷たさも熱さもあって。
絵が上手くなくていい、自分の言えない言葉を言葉にせず吐き出す方法だ。

本当はもっと明確に吐き出す方が簡単にスッキリするんだと思う。
「悪い感情」として残り続ける気持ちと「悪い言葉」として吐いた言葉は棘になって刺さる。
自分にも人にも刺さった棘は小さなストレスになって穴を開ける。
私はそれが怖い、悲しくて辛い。
いつかはそれどころじゃなくなって口にするのかもしれない、その未来が定めならもっと他のやり方を今から探したい。
絵はストレートな思いでも曖昧にも見える、その人の全てを感じる事は出来ない物だと思っている。
私の絵は誰かのためには描けない、楽しませる絵も、感動させる絵も。

空想の世界、創作と呼んで描いてる作品。
人が居て、生きていて、辛さを感じている人が沢山居る。
私が感情を吐き出す手段だったんだと思った、自分に繋がる部分はあると解っていたが。
親しみを感じられるようにキャラクターにしたが、キャラとしての設定を出した事があまりない。
描くのはキャラが居る絵、キャラが喋る絵、何をしてるのかどんな風に過ごすのかは殆ど描いてない。
そこに居る者じゃなく、自分の延長線で描いているから、自分の想像する体験を曖昧な絵で描き続けている。
私が自立する時に初めて『創作』になるのかもしれない、少し怖く思う。

私はどうしようもなく単純で感情的な人間だ。
客観的にあーだこーだ言っても結局変われない気もする。
時間が変えてくれるかもしれない、私に変える意思がない変わらないとは思うが。
今は少し頭を使いすぎた感覚がある。
なるべくぼんやりして脳の荷物を整理できるようにしておきたい。
一枚描いてから寝よう。


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