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SIGMA 135mm F1.8 DG HSM (SONY E マウント)でバスケを撮影してみる。

【はじめに】
少し前に、たまたま Twitter で SIGMA 135mm F1.8 DG HSM で撮影されたバスケの写真を見て、これは素敵だ!と思い、手に入れることに。

何試合か試して感じたことを書いてみます。

※以下はSONY α7 Ⅲとの組み合わせで撮影した感想です。

【写りについて】
F値は1.8ですし、SIGMAさんの誇る、Artラインのレンズですので、ピントが合ってしっかり撮影できた写真については素敵な仕上がりです。


個人的には少し絞って、F値は 2.0 で撮影した方が良い気がします。

【135mm という焦点距離について】
ご存知の通り、本レンズは135mm の単焦点レンズですので、画角は一定で、動かしようがありません。
試合中の席の移動は、ほぼ不可能なバスケ(Bリーグ)の試合では、135mmという焦点距離をどう捉えるのか、というところです。

率直に言うと、フロアレベルの1列目、2列目では少々持て余す焦点距離で、「近過ぎる」という印象です。

以前の記事にも書きましたが、近過ぎる(画角が狭い)と、速い動体を追うのが大変で、あっという間にフレームアウトすることになります。

ただ、そこを踏まえて撮影できるならば、迫力のある画が撮れるのかな、とも感じていて、そこは自分の腕がまだ足りないんだな、とも考えてます。
もう少し腕を上げたいところではありますね。

※先日の大田区総合体育館では、ゴール裏の前から4列目ぐらいで撮影しましたが、自分にとっては良い距離感でした。

【AFについて】
AF-C に設定してあれば、一度合焦すると、頑張ってフォーカスを合わせ続けてくれる印象です。
なので、フォーカスした選手が予測通りにプレーをしてくれれば、大体問題なく撮影できると思います。

ただ、フォーカスしてた選手が予想外のプレーをした際、例えば、ドライブしてきた選手にフォーカスを合わせ続けてたら、キックアウトして、アウトサイドにいた選手が3ポイントシュートを打った、という場面の場合、カメラを振って、アウトサイドの選手にフォーカスを合わせに行くと、直ぐにフォーカスが合わなくて、撮影の機会を失うことが多い、と感じました。

あと、咄嗟にカメラを構えて撮影を行うときに、フォーカスが合いにくい、ちょっと時間がかかる印象です。

本レンズはそもそもポートレートの撮影が想定されたレンズだと思いますので、一旦合わせたフォーカスを別の対象物へ早く移すのは少し苦手なのかもしれません。

【まとめ】
F値1.8 で、単焦点レンズ。ボケも十分で、明るいレンズで、アリーナという明るさが十分ではない屋内施設で撮影するのには検討に値するレンズです。

上記の通り、フォーカスを次々に切り替えて撮影するのは少し苦手みたいなので、そこに留意しながら撮影をするなら、バスケの撮影でも大丈夫なレンズだと思います。
(例えば、チアさんの撮影が主体な方とかに向いてるのかもしれません。)

撮影目的と撮影場所(座席位置)が合うなら、良いレンズだと思いますので、バスケの撮影をされたい方でも、俎上に上るレンズだと思います。
自分もこのレンズでもう少しチャレンジしていきたいですね。

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