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SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS Sports を試してきました!
2/17 にSIGMAさんから発売される SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS Sports を貸出してくれるレンズ体験会をSIGMAさんが開催してくれたので、試してきた感想を書いておこうと思います。
※この記事に掲載している写真は全て、SONY α7Ⅳ と SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS Sports の組み合わせで撮影した写真になります。
良かったと感じたところ
60mmから始まり、600mmまである焦点距離
600mmまであるレンズは他にもありますが、60mmから始まるレンズは他にありません。
飛行機に寄って撮ってもよし、引いて情景として撮ってもよし、ということで、私みたいに、遠くの被写体にグッと寄って撮りたい時もあるし、引いて、周囲の風景と併せて撮りたい、という時もある、という使い方を望まれる方には打ってつけのレンズだと思います。
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飛行機撮る人にとっては、100-400 mmが定番レンズだと思いますが、展望デッキで撮る際、100mm始まりだと、少し長いんですよね。
ワイド側は35mmとは言わないけど、50mm程度があれば、というのをほぼ叶えてくれる60mmで始まり、超望遠の600mmまである、このレンズは貴重な存在だと思います。
ズームイン、ズームアウト時のAF
飛行機の離陸を展望デッキから撮る際、飛行機は遠くから滑走を始め、目の前を通って、離陸し、遠ざかっていく、という動きになるので、
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長めの焦点距離→短めの焦点距離→長めの焦点距離
というズームの使い方をします。つまり、被写体を追いながら、ズームアウトあるいは、ズームインしなからの撮影を割と行ったりします。
レンズによっては一度、ピントを合わせた後、ズームアウト、ズームインを行った際にAFでピントを合わせ続けるのが苦手なレンズもあり、その場合は、一度ピントを合わせ直すということになりますが、飛行機の場合、動きが速いので、ピントを合わせ直している内に、飛行機が移動してしまい、撮りたい場面が撮れなかった、ということもあります。
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このレンズについていえば、ズームアウト、ズームイン時でも、直前まで追っていた被写体を捕まえたままで、ピントが外れることは少なかったように感じました。
撮り逃すことが少なくなる、というのは嬉しいですよね。
10倍ズームレンズの600mmでも十分な描写
この辺りは人によって感じ方が様々だとは思いますが、私は600mmで撮った画でも十分な描写だと感じました。
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気になった点
2495gの重さ
600mmという超望遠域をカバーするレンズである以上、重くなるのは仕方ないし、わかってはいるのですが、単純に絶対値として2495gはやはり重いですよね。
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レンズ返却時にSIGMAの方には、「撮影時はテンションが上がってるので気にならないと思いますが、帰ったら疲れが出るかもしれませんよ。」と言ってもらいましたが、確かに帰ってきてから、全身に疲労感が。。。
私は手持ちで撮る人なので、一脚等を使えば、もう少し疲労は軽減できるかもしれませんね。
※SONYのFE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS は 2115gですから、600mmクラスのレンズだと、ある程度の重さは仕方がないのかもしれませんが、もう少し軽くなると嬉しいですね。
105mm というフィルター径
SONY の FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS の 95mm よりもさらに大きい、105mm のフィルター径は、単に大きいな、というのもありますが、空港の展望デッキで撮影する際は、この大きさが少し難点となる場合があります。
例えば、羽田空港の場合は展望デッキにて撮影が可能ですが、展望デッキにはワイヤーが水平方向に張り巡らされており、その間を縫って撮影することになります。
(レンズをワイヤー間に差し入れるのは、NG)
よく使う FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS のフィルター径は77mmなのですが、展望デッキで撮影する際にワイヤーが気になることはほぼありません。
一方、このレンズの場合は、105mm のフィルター径だからか、焦点距離 60㎜ から150mm ぐらいまでの間の場合、ワイヤーが写りこんでしまいます。
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ワイヤーがないところで撮影する分には全く問題はありませんが、展望デッキでの撮影を考えている人は少し気になる点かな、と思いました。
ズームリングについて
これは慣れだとは思いますが、ズームリングの回転方向がいつも使用しているレンズのズームリングとは逆回しになるため、ズームアウト、ズームインしながら撮影する際に、咄嗟に回せなかったことがありました。
この点は使っていくうちの慣れだとは思うので、最初のうちだけ気になる点だとは思いますが。
まとめ
気になるところはあるものの、60-600mm という幅広い焦点距離がレンズ交換なしに撮影できるのは、機体に寄っての撮影も、風景も含めての撮影も、両方を行いたい、欲張りな私にとっては、魅力的だな、と感じるレンズでした。
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