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「人事労務領域の生産性をあげる」これが私のミッションです|私たちの職務経歴書 ~ 有働 卓真

こんにちは!
マネーフォワード ビジネスカンパニー(MFBC)コミュニケーションデザイン室の塩原です。

「私たちの職務経歴書」シリーズでは、面接の場でみなさんとお会いする社員のこれまでの経歴、マネーフォワード(以下:マネフォ)になぜ入社したか、今の仕事ややりがいなどをお伝えしています!

今回は、ビジネスカンパニー業務基盤開発本部 プロダクト戦略部の有働 卓真(うどう たくま)さんです。

ITベンダーやバックオフィス系の業務ソフトの開発会社を経験したのちマネーフォワードに入社し、2023年3月からHRソリューション本部の副本部長を務め、現在は業務基盤開発本部 プロダクト戦略部に所属する有働さんが、マネーフォワードを選んだ理由や、どんな方にMFBCで活躍いただきたいかなどを聞いてきました!

業務基盤開発本部 プロダクト戦略部
有働 卓真
新卒でITベンダーに就職し、金融系の大規模プロジェクトに携わる。自社プロダクトをもち深いドメイン知識が必要な環境で働きたいと考え、バックオフィス系の業務ソフトを開発する会社に転職。給与関連のドメイン知識を身につけた後、よりスピード感のある開発環境を求め、2019年8月にマネーフォワードに入社。「マネーフォワード クラウド」の複数のHRソリューションプロダクトのプロダクトマネージャーを経て、2023年3月よりHRソリューション本部 副本部長を務める。

ーーファーストキャリアは、ITベンダーでのエンジニアだったとお聞きしました。

有働:新卒でITベンダーに就職しました。大学院では農学系の専攻だったんですが、就職するにあたって、なんとなく得意そうだと思ったエンジニアの道に。そして、社長と対面で話せるサイズ感やフラットさを重視して会社を選びました。

入社したのはいわゆる二次請けや三次請けのSIerで、金融系の大規模プロジェクトに多く携わりました。初めの頃はコードを書いてテストするという下流工程を担当。そこから徐々に要件定義や基本設計などの上流工程を任されるようになったとき、「エンジニアには業務知識が必要だ」と感じました。最終的にいいシステムになるかどうかは、きちんと業務を理解している人が上流工程で設計することが鍵になるからです。

また、何年か働いていくうちに、「自分がこのシステムを作った、成長させてきた」といえる仕事がしたいという気持ちが芽生えてきました。二次請けや三次請けでプロジェクトに入ると、プロジェクトが落ち着けば、また別のプロジェクトの対応に移っていきます。このシステムはもっとこうしたら良くなるのにという思いがあっても、契約終了とともにそのシステムへの関わりも終わってしまうという状況に、やりきれない思いもありました。

塩原:そんな気持ちの変化もあって、新卒4年目になるころに1度目の転職をしたんですね。

有働:そうですね、自社プロダクトをもち、深いドメイン知識が身につく会社という軸で転職活動をして、バックオフィス系の業務ソフトを自社開発している会社に転職しました。

2社めでは給与ソフトを担当しました。法制度も関わる領域の深いドメイン知識が得られる環境としては希望通りでしたが、これまで自分が給与計算担当として関わったことはないので、ユーザーが具体的にどんな課題を抱えているかを捉えるのには一定の時間がかかりました。ただ、この給与ソフトの歴史は長く、20〜30年同じ領域を担当している社員がいたので、そういった方々とディスカッションをする中で知見を増やしていきました。

また、エンジニアとしては引き続きコード書いたり設計したりできましたし、品質へのこだわりが非常に強い会社だったので、開発プロセスやテストについて深く学べる環境でした。

塩原:深いドメイン知識を身につけながら自社プロダクト開発に携わるという、入社前の希望に沿ったお仕事内容だったんですね。

ーー2社目を経験されたのち、マネフォに入社されています。入社のキッカケを教えてください。

有働:同業界の飲み会でマネフォの現カンパニーCSOの山田さんと知り合いました。

当時、前職はインストール型のソフトからクラウド型への事業転換をしていくタイミングだったのですが、マネフォはすでにクラウドのプロダクトがあり、これからどう伸ばしていくかという事業フェーズでした。特に転職は考えていなかったのですが、マネフォの話を聞くうちに興味を持ったことがキッカケです。

マネフォに興味をもった理由は3つあります。

1つめはシステム開発のスピード感が非常に早いこと。マネフォでは毎日のようにリリースや改善をしていると聞き驚きました。

2つめはマネフォが、現CoPA(Chief of Public Affairs)の瀧さんをはじめとした方々の活動により、政策提言する機会があったこと。企業のバックオフィスに関わる課題を改善していくためには、制度から変えていかなくてはいけない部分も多いので、そういった機会のある会社というのに魅力を感じました。

3つめはPdM(プロダクトマネージャー)という立場でプロダクトに携われることでした。これまでは、開発案件のロードマップは既に決まっていて、どう実現するかどんな仕様にするかを決めるのが役割でした。しかし、PdMはそもそも何を作るのか、どんな機能を優先的につけるかなどにフォーカスできます。誰も使わない機能や変な仕様のものを高品質に作っても意味がなく、何を作るかが大事です。その大事な部分にPdMとして関わってみたいと思いました。

ーーマネフォに入社して驚いたことやギャップはありましたか?

有働:正直、これまでの会社とは違うことだらけです(笑)

一番驚いたのは事業側と開発側の関係性がフラットであることです。それまでは、ビジネスのための開発をしているビジネスファーストなカルチャーの会社で働いてきたので新鮮でした。

開発側は良いプロダクトを作るために日々頭を使っているし、事業側もプロダクトを世に広めて使っていただき事業を伸ばすために何をすべきかを考えている。いいパワーバランスだと感じています。

塩原:そうですね、事業側と開発側でどちらが上ということはなくフラットですよね。その事業側と開発側の橋渡し役とも言えるPdMとして入社されていますが、PdMとしては大変でしたか?

有働:PdMは「プロダクトについてなんでも知っている人」として見られるので、入社して1日や2日だとしても他部署からプロダクトについて質問されることがありました。

「入社したばかりなのでわかりません」というわけにもいかず、実際にプロダクトを動かして動作を確認したり、システムのコードを読んで理解したりしながら回答することを繰り返したんです。最初は大変でしたが、結果的にプロダクトへの理解が深まりました。

塩原:たしかに、PdMには社内だけでも各所からの問合せがありますよね。セールスやカスタマーサクセス、カスタマーサポートはもちろん、法務や広報・IRといったコーポレート部門からも。私自身も、プロダクトで聞きたいことがあったらまずはPdMに問い合わせてしまいます(笑)

ちなみに、それまでエンジニアとしてプロダクト開発に携わっていた有働さんから見て、マネフォの開発サイドの特徴として感じたことはありましたか?

有働:いちエンジニアであっても、自分で考えて決める余地があることでしょうか。言われたものをただ作ればいいというわけではなく、ユーザー像やユーザーの業務を理解して、最終的にどういうものを作るのかまで関われるのが面白いところだと感じます。逆に言えば、言われたものをただ作りたいエンジニアには向いていない環境かもしれません。

塩原:なるほど、有働さんが1社目で感じた「エンジニアには業務知識が必要」という点とも繋がっていると感じます。

ーー有働さんは2019年にPdMとして入社後、2021年からHRソリューション本部 プロダクト戦略部の部長になり、その後HRソリューション本部の副本部長をされていました。入社からの4年を振り返って、ご自身で成長したな、変わったなと思うことはありますか?

有働:まず人事労務領域のドメイン知識が深まりました。前職でも給与系ソフトに関わっていましたが、HRソリューション本部では人事労務領域全般のプロダクトをもっているので、業務知識の範囲が広がりました。

それから、マネジメントとしては、プロダクトの数も組織の規模も大きくなって、自然と視座が上がったと思います。チームをマネジメントする視点から、開発組織全体がうまくいく仕組み作りを考えるようになりました。

マネフォに入社してからは、経験を積むスピードが3倍くらいになった印象ですね。例えば、これまでの会社ならPdMという新たな役割を任せられたら、3年くらいやって1人前という感じでした。しかし、マネフォの場合は1年後には役割が広がっていくため、3倍くらいのスピードが求められます。事業成長や組織成長の速度を考えると、そのくらいの速度でないと追いつけないという気もしています。

塩原:プロダクトの数だけを考えても、入社当初は「マネーフォワード クラウド給与」のPdMということでしたが、今はクラウド給与に加えて、「マネーフォワード クラウド勤怠」「マネーフォワード クラウド社会保険」「マネーフォワード クラウド人事管理」「マネーフォワード クラウドマイナンバー」「マネーフォワード クラウド年末調整」と、計6つものプロダクト全体の開発を管掌されていますよね。

有働:はい、じわじわと増えていきました(笑)。開発の管掌といっても、プロダクト開発だけではなくて、もちろんカスタマーサポートからの問合せへの対応などもありますので、業務領域はとても広いです。正直、3年でここまで業務領域が広がっていくとは想像していませんでした。

ーー有働さんが、働くうえで大事にしていることはありますか?

有働:「自分は何を目指しているのか」を定期的に思い出すようにしています。具体的には、私の働く目的は、人事労務領域における非効率を効率化し、世の中の生産性を上げていくこと。

前職のときに、会計ソフトに携わる大ベテランの方が「30年間で日本の労働生産性の向上に一定の貢献はできたと思っている」とおっしゃったんですね。約30年前の1980年代、会計システムは一部の専門家のもので非常に高価だったわけですが、今は非常に安価になり、一般の人でも会計ソフトを使えるようになりました。

自分もそう言えるような仕事をしたいというのはずっと思っていることで、いま目の前に見えている「人事労務分野の労働生産性」という社会課題に対して、少なからず影響をもたらす仕事を最速で進めていくことは、入社以来ブレてない個人的なミッションです。

そのミッションと目の前にある意思決定がちゃんとつながっているかは、常に意識するようにしています。長い目で見れば、世の中をよくしていくプロダクトが最終的には生き残ります。だからこそ目先のことにとらわれずに、最終目的をぶらさずに持ち続けていきたいです。こういった姿勢で仕事ができるのは、「ユーザーフォーカス」を大事にしているマネフォだからこそです。

塩原:仕事を進めていて嬉しいと思う瞬間はどんなときですか?

有働:いろいろありますが、1つは「この機能追加をしたら、こんなユーザーが喜んでくれるかもしれない」という仮説が現実になったときですかね。そうすると、喜んでくださるユーザーを目の前にしたセールスも、サクセスもみんなが嬉しいし、事業としても軌道に乗っていく。こういった小さな喜びは入社してから継続して感じています。
また、自分が直接的に関わっていないプロジェクトで、難しい法制度の対応を不具合なく完了するなど、メンバーの成長が感じられる瞬間もうれしいんですよね。

ーーこれからどんなことをしていきたいですか?

有働:まずは開発組織について、さらにユーザーの解像度をあげて、ユーザー業務の本質を捉えられる組織にしていきたいと考えています。

そして、事業側と開発側がさらにお互いを信頼して背中を預け合える関係性を築きたいです。現状の関係性も決して悪くないのですが、それぞれの仕事に集中していると少しずつ距離が離れてしまうこともあります。

開発側が考えるビジネス側の理想像は、「このプロダクトはいいと心から思って、お客様に広めたくてしょうがない」という状態になっていること。

逆にビジネス側から見た開発側の理想像は、「都度都度、ビジネス側からの要望の詳細を伝えなくても、適切に優先順位を判断してユーザーにとって有益な機能追加がされていく」という状態。

そんな関係性がベストだと考えています。こうした関係性を作っていくために、開発側からは開発計画と進捗を本部内で共有し、ビジネス側が安心できるようにしています。

塩原:プロダクトの展望はいかがですか?

有働:人事労務領域のプロダクトは後発であったり、強い競合も多い領域です。

たとえば給与計算ソフトなどは30年程前からシステム化されていて成熟しています。その中で後発のプロダクトが勝っていくには、先行している他社のプロダクトの本質を捉え、よりよいものを作っていく必要があります。

20〜30年前から存在する他社プロダクトはオンプレやインストール型のソフトで完成度が非常に高いです。しかし、私たちはそういったプロダクトと同じものをクラウドサービスとして作ろうとしているわけではありません。歴史あるソフトがユーザーへ提供している価値の本質を捉えつつ、クラウドが提供できる新たな価値を融合しさらなるユーザー価値を作っていくこと、それが私たちの目指すところです。

塩原:どんな方と組織・プロダクトを作っていきたいですか?

有働ユーザー志向の方が、マネフォには向いていると思います。ユーザーの置かれた状況や、マネフォのプロダクトがどのようにユーザーの役に立つかを理解し、開発に取り組む方です。ユーザー志向を高めるのは結局のところ、ユーザーの解像度を高めることに尽きると思います。

ーー最後に、有働さんのプライベートについても教えてください!

有働:昔は本気でサッカーやハンドボールをしていたり、週7でゲーセンで音ゲーをしたり、地下アイドル業界に足を踏み入れてみたり、ロックフェスに頻繁に行ったり・・・

いろいろな趣味がありましたが、最近はだいぶ大人しくなりまして、休みの日は図書館に行ったり、スーパーに買い物に行ったり、おだやかな生活を送っています(笑)。

家庭菜園を3年ほどやっていて、ミニトマトを育てています。

デルモンテさんの苗で『めちゃなり!トゥインクル®』という品種があるんですが、多くのトマトが収穫できるのでおすすめです。

ーー編集後記

今回のnote掲載に向けて、今年アップデートしたmsb Tamachi 田町ステーションタワー20Fの「Connect Area」で撮影をしていたんですが、たまたまお隣では、HRソリューション本部メンバーの皆さんが打合せをしていました。

すると、有働さんのポーズに対して、いじるいじる(笑)。副本部長になっても、メンバーから気兼ねなくいじられる空気感は、きっと普段から有働さんご自身が醸し出しているもので、そのナチュラルな感じが素敵だなと思いました。

一方で、社内での自己紹介文にも「仕事をする目的は日本の生産性の向上。それをHRの分野で最速で進めていくのが個人的なミッション」と明記する有働さんは、前職までの経験も踏まえた個人のミッションを強く意識しながら仕事にあたる、軸のぶれない強さも持ち合わせた人だと感じました。

「人事労務分野の生産性向上のためには、最強のプロダクトを作るだけでなく、作ったものをたくさんの人に使ってもらい、上手に使ってもらいたい。だから、開発側もビジネス側も一体となって、一緒にがんばっていきましょう!」

開発側だけでなく、ビジネス側に対しても、日頃から語りかける有働さんとともに働く仲間の力を求めています。ぜひ力を貸してください!

※本記事は、2023年9月にインタビューした内容をもとに編集しています。