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災害時の通信手段は?通信障害や停電であわてないために!

■スマホが使えないことを想定していますか?

近年の暮らしで大きく変わったことの1つが、災害時の情報収集や安否確認のあり方です。最近も地震や大雨などの災害が相次いでいますので、改めて確認していきましょう。
・情報収集のツールは
スマートフォンが急速に普及し、日常生活はもちろん、災害時にも欠かせません。最近の震災関連ニュースでもスマホの充電待ちに並ぶ方々が映し出されたシーンも度々拝見しました。老若男女問わずですよね。
・ひとたび大規模通信障害が発生すると
しかし、そのスマホが使えないとどうなるのか。2022年7月2~4日に発生したKDDIの大規模な通信障害では、音声通話やデータ通信に支障が出て、延べ3000万人以上に影響したとニュースもありました。
・災害時の通信状況
災害時には、携帯電話がつながりにくくなる。安否確認などで通話が急激に増えると、警察や消防などに救助を求める緊急通話もつながりにくくなるため、携帯電話会社は一般利用者の発信を制限します。2011年の東日本大震災では、通信キャリア各社は音声通話で最大70~95%の通信規制を行ったそうです。

■災害時の対処方法は?

こうした場合にはどうしたらいいのでしょうか。
・スマホ以外の選択肢を考える
携帯電話に比べて、公衆電話は災害時でもつながりやすいです。自宅や会社、学校の近くにある公衆電話の場所を確認し、小銭も用意しておくこと。以前あったのに、無くなっている場所もありますので、定期的に場所確認は必要となります。また子供には使い方を教えておきましょう。(緊急時の連絡先共有も大切です)
・音声通話がだめでも…
携帯電話での音声通話ができなくても、インターネットが使える場合があります。災害時には「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」という公衆無線LANも無料で開放されます。ただ、通信の暗号化などは行っていないため、個人情報などの重要な情報の入力は避けた方が良いでしょう。
・災害用伝言板を使った安否確認
インターネットを使った「災害用伝言板(web171)」で安否確認をする方法も確認しておきましょう。スマホなどで
https://www.web171.jp/

にアクセスし、連絡を取りたい人の電話番号を入れ、伝言を登録します。
・ダウンロードしておく
また、携帯電話やインターネットが使えなくても、スマホにダウンロードした情報は見ることができます。自宅や勤務先周辺などの地図や、防災に関する本などをダウンロードしておくとよいでしょう。日頃から家族で、災害時の連絡方法について話しあうこと。災害時に集まる場所などを事前に決めておくのも重要ですね。
・災害用伝言ダイヤルを家族で確認
災害で電話がつながりにくくなったら、携帯電話や公衆電話などから「災害用伝言ダイヤル」が使えるようになります。8月30日~9月5日の防災週間や、毎月1、15日などには体験利用ができます。伝言を録音するには、「171」をダイヤルし、固定電話や、連絡を取りたい人の携帯電話の番号を入れて避難先や連絡先などのメッセージを30秒以内で録音します。
自宅の固定電話や、家族の中などで誰の携帯電話に伝言を残すのかを、事前に確認しておくといいでしょう。伝言を聞くときも、「171」から、音声案内に従えば確認できます。防災は訓練して初めて実効性が出てきます。いざという時のために、トライしてみましょう。

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