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夏の日の不安発作の思い出(1990年前後)(記事①)

 蒸し暑い日に不安発作になってしまった今年の夏。
   暑くて不安発作になったことは、前にもありました。20代の夏、かなりひどかったです。

 あのときどうやって切り抜けたのでしょう?病院にも行かなかったし、薬も持っていませんでした。それに日本にいなかったのです。

   夜暑くて眠れないのは、数日で解決しました。それでも眠れない時は、24時間開いている図書館に行きました。(今でも日本も大学の図書館が当たり前のように24時間開いていたらいいのに、と良く思います。)

   日本に国際電話をかけると、不安発作は少し良くなりました。(電話をかけるための25セントコイン、通称クォーターを何枚も集めました。)
 今はネットがあるから、色々違うと思います。

  帰る日までの日数を数え、散歩して、手紙を書いて過ごしました。ツアーメイトと話すようになり、ホストファミリーと山に行きました。

 最近の診察で、医師に「不安発作どうしたらいいですか?」ともちろん相談しました。
 あの時は自分だけで切り抜けました。薬もなく、医師にもかからず、でも半月も過ごして、普通に外国から帰ってきました。

 本当は強い自分…そう思わなくもありません。そのずっと後の発作がなければ。
 あの時受けた強い刺激、我慢していたつらさ、それは消えていなかったかなと思います。
 次の記事に続きます。

 




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