『ドルフィーのバスクラが教えてくれた』
https://slapper.exblog.jp/32002712/
※最初にお断りしておきますが、以下の内容は我が家で聴いている音だけで判断しておりますので何ら“一般性”を担保する物ではありません。
エリック・ドルフィーのインヨーロッパ第1集、ジャケットでお判りの通りB面の2曲ではバスクラリネットによるもの。
久し振りにお昼かなり大き目な音量(とは言えウチのは知れたものだが💦)で聴いていて驚いた(゚∀゚)。
特に冒頭の♪God Bless the Child❗
無伴奏ドsoloにつき特に録音ゲインも高く、鳥肌ものの演奏。
ドルフィ―の音では良くキー(管楽器の)がパタパタいう音が話題になるけど、今回ぶっ飛んだのは超高域での(多分)倍音の豊潤さ。
コルトレーンに限らず木管楽器奏者の出す高次倍音(ハーモニクス)は弦楽器に負けず劣らずとても多彩で、『馬のいななき』に例えられるドルフィ―だがここでの演奏を聴くとバスクラリネットの豊かな低音の上に色彩感溢れる高音が実にうまくバランスしているのが分かる。
そして、コワいのはこれら倍音は『たまたま出ちゃった(^_^;)』のではなく『明らかに意図的に出している』事。
これはこのレコードの溝だが、よく見ると一曲目と二曲目で明らかに『濃さ』が違う・・・・・
専門的な事は知らないけど、視覚的にもこの曲にどれだけ多くの“情報”がカッティングされているか❗そしてそれは全くのソロ演奏にも関わらず❗………だ(もしかしたらこれがその倍音成分?)
うちではこれら倍音成分再生を目的として(笑)シンバルを振動体にした物(詳細略)をスーパートゥイーター的に使っているが、今回そこそこ音量上げてみてバスクラリネットの“音の輪郭”めいた物が明らかにハッキリしてきた様に聴こえた。(あと、エドモンドホールやピィーウィー等“ムラ息”系の人も倍音豊富かと☺)
よく云われる
『高域をイジると低域も変わる……』
とはこの事か、と今頃納得した次第。
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サポート本当にありがとうございます、これを無駄にせぬよう今後とも書いてゆく所存です‼️