『とにかく上手い❗』

メル・トーメ。

シナトラやビングみたいな知名度は無いけど、男性歌手ナンバーワンの実力派である。

ただ、

往々にして『実力派』とか『通好み』とかいう修辞は“他に褒める所が無い”みたいなネガティブな使われ方もするのだが、彼（メル)の場合は額面通り→正真正銘の実力者である。

思うにこの人は男性歌手の中で最もswingする人ではないかと・・・(ちなみに女性ならエラ・フィッツジェラルド？)

スキャットでばんばんアドリブかませばジャズっぽいのか？

さにあらず。

彼は優れたドラマーでもあり、そのショーの中では必ずドラムセットの前に座り何曲かその腕前を披露する(ボーカルアルバムも出したバディ・リッチと比べたら面白いかも)。

言葉の持つリズム感〜転じて歌唱全体を支配するジャズっぽさ＝swing感、これこそが彼の特質と思う。

このレコード、来る26日の銀座山荘ｱﾈｯｸｽでもおかけしますね☺。

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