ベースという楽器について思うこと。
こんにちは、レコラボです。
11/11はベースの日。
レコラボは
レコーディングエンジニア・アレンジャーとして
活動していますが、
楽器を演奏することも好きで、
ベースの演奏が必要なら可能な限り
自分で演奏します。
メインの楽器パートは5弦ベース、
ここについて自分なりにnoteを書いてみます。
1.ベースを選んだ理由
きっかけは高校の学祭でバンドを
やることになって、たまたま空いていたパートが
ベースだったから。
高校生の頃、音ゲーが流行っていて、
実際に楽器を手にとって演奏するなら
周りにやっている人がいないベースかなと。
一人で弾くと地味だけど、
バンドで合わせると凄く楽しい。
そこから一気にバンドに音楽にのめり込み、
その中でもSHAKALABBITSは特に
愛聴していました。
当時のベーシスト: KINGさんは今でも憧れで、
高校の終わり頃には5弦ベースを手にして、
アグレッシブな音作りについても、
この頃から今に至るまで根本は変わっていませんw
そもそもベースが低音パートであることや、
サポート楽器という認識がないのです。
ライブすることがメインだった頃はボーカルや
ギター、ドラムと対等にスポットライトが
当たるパートとして演奏してきました。
つまりは派手なベース、目立つベースに
目がありません‼︎
なお近年はベースがお茶の間に認知されてきて、
楽器選びにベースを選ぶということが
かなりポピュラーになってきて、歓迎な反面、
バンドの中では目立ちにくいパート、
分かる人に分かるパートでは
あり続けて欲しいなとも思います。
2.ベースでなければ、ここまで音楽を続けていることはない。
作曲、編曲、アレンジ、レコーディングの全般が
できるようになり、拠点スタジオでお客様を
お迎えできるようになったのは、
やはりベースがメインパートであることが
大きいです。
ベースに適性がある、ベースを弾いてて楽しいと
思うところはズバりそのポジション(性質)に
あります。
こちらの記事でベースの役割を
解説させて頂いていますが↓
http://geekinbox.jp/bass_no_yakuwari/
ドラムと一体となるリズム隊でありながら、
コードの主導権を握っているのもベース。
その気になればメロディを奏でることだって
できることから、作曲に必要なメロディ、
ハーモニー、リズムの音楽3大要素を
網羅しています。
そしてベースというパートの性質上、
アンサンブルの中で演奏することが圧倒的に多く、
プレーこそ単純なものの、
全てのパートと親和性が高いのです。
正直なところ、ベースの演奏が技巧的ではなく、
アドリブなどが特別上手い訳ではないのですが、
楽曲の読み、それに対するベストマッチな音作りと
ベースラインの構築というところでは
誰にも負けません。
そしてベースはセッティング・演奏で
他のパートに比べれば、そこまで忙(せわ)しくない
ため周囲を見渡す余裕があります。
ドラムパターンを把握していて、
それなりには叩けるし、エレキギターも
新たに好きな楽器として演奏して、
音作りや音使いを理解。
そしてどのパートでも楽器の構造と奏法が
分かれば、打ち込みによって、それらしく
鳴らすことができる。
つまりバンドで音を合わせる際、
全てのパートの演奏が自分にインプットされ、
アレンジとしてパート、ジャンル問わず
再現できるようになりました!
もちろんベースがボーカルに影響することも
知っているので、編曲家やプロデューサーに
ベーシストが多いのも納得。
あと5弦ベースを扱っていることを
ファッションじゃないかと表現してくる人も
いたけど、Sagoさんのベースの試奏チャンネルでは
5弦も4弦もシームレス演奏できていることから、
きっちり5弦ベースを有効活用できています。
https://youtu.be/5R8wrALkdBo?si=ghATCxM-QqO2QWx7
そもそもベースでスタジオワークをするのに
5弦が弾けないなんて、現代ではお話になりません。
3.ベースを続けていて変化していること
目立つベースということより、
本来のベースらしく歌や楽曲を支えたいと
思うようになりました。
それはレコーディングエンジニア・アレンジャーになり、アーティストの皆さまの楽曲であるべき
ベース像でありたいからです。
あのサウンドキャラクターなので、
説得力がないかもしれませんが、本心として、
個人ではなくチームで成果を上げるために
ベーシストとしてやるべきことを
突き詰めていくと、演奏は実はシンプルで
あることが分かりました。
そしてメインベースのXimera Arxi5を手にして、
理想のサウンド、自分の音を手にしてから、
トーンにこだわり、鳴らし方に拘るように
なりました。
出音に自信が持てるようになると
ベースラインはシンプルになるものです。
ベーシストらしい思考がそこまでなかったので、
更なるアップデートとして、本来のベースとして
あるべき姿へと移り変わっていけたらと。
4.好き勝手ベースについて書いてみる
上記が今回お伝えしたいことなのですが、
肝心のベースそのものについて触れていないので、
自由に。
好きなベースブランドはXimera, Sago, Sonic。
本当に好きなものが分かると目移りしません。
5弦のジャズベースと4弦のプレシジョンベースの
2本があれば、どの現場でも困ることなく
演奏できるでしょう。
ベースアンプは MarkBass, Aguilar, Darkglassが
好み。ストレートに出力できて、
Low- B弦がしっかり再生できるモダンなアンプは
扱いやすいです。
そう言った意味ではHartkeもいいアンプだと
思うのですが、どこのスタジオにも置いてある
性質性から、アンプが選べる状況では
あえて選びません。
Ampegは状態が良ければ素晴らしいアンプですが、
スタジオ常設のものは状態にムラがあり、
あまり得意ではありません。
エフェクターはZOOMの B1X FOUR。
可能な限り、ライブでもアンプ直で
いきたいのですが、そうゆう訳にもいかない場合、
これは便利。
歪系に特に力が入っていて、
モデリング力はかなり高いです。
https://youtu.be/gMxHixmT_f4?si=wbixxp-4mdlWqK0S
ステージ活動がメインなら、プリアンプと
ベースシンセが足元に欲しいところですが、
何かいいものはないかな?
指弾き、ピック、スラップ、満遍なく弾きます。
ピック弾きはかっこいいなと思う。
ベースの弾いてみた動画など、
指弾き&スラップというスタイルが圧倒的に多い
ので、ピックで弾く人を探すとなると、
意外にもいそうでいない。
それとベースをピックで鳴らした試
奏動画というのは、意外にも探さないと
なかなか見つからないので、スタジオワークを
する上で有利なので、ピック弾き頑張ってます。
好きなベーシストはSHAKALABBITS:KINGさん、
鶴:神田雄一郎さん、サカナクション: 草刈愛美さん、
Incognito: フランシス・ハイルトンさん、
マーカス・ミラーさん。
その人の音、フレーズがあると、
楽曲のシーンでも存在感がありますよね。
あとベースの音作りに重要なのはラインの音です。
後々動画でお話させてもらえたらと思いますが、
その中で一つ、DIはライン出力で重要です。
Radial J48 MK2と
Universal Audio 710 Twin-finityを併用しています。
両方とも原音系ですが、通すことで不思議と
音が太くなった感じがするので、
レコーディング・ライブ共にマストアイテムです。
他にも模索したいですね!
5.まとめ
進化し、新生するベースにまだまだ向かっていきたいです。
地味な楽器と言われるベースですが、音で個性を示すと言うところでは1番力量が問われるパートかもしれません。
だからこそその魅力をお伝えできたらいいなと。
ベースの日、ベースを知るきっかけになればいいなと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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