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もう2歳。

先日息子と公園から帰ってきた夫が興奮気味に言った。

「息子の感性が爆発した!」

何事かと思ったが、どうやらその辺にあった木の実と石を使って、息子自ら人の顔や車を作ったらしいのだ。

これがその時息子が作った作った人の顔である。(自ら顔だと言った)

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そしてコレが車↓

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どうですか?芸術性すら感じさせるこの余白。

とってもとっても感動した。2歳4ヶ月。初めて意味のあるものを自ら作った。その瞬間に立ち会えなかったのは非常に悔やまれるが、嬉しかった。

意味ないだろうなー、まだ分からないだろうなーと思いつつ、美術館など色々連れて行っていてよかったと思った。

そして余談だが、動画の中で息子に声をかける夫の、ポジティブで優しい言葉を聞いて、本当にこの人と育児ができて幸せだと思った。息子の一挙手一投足を共に喜べる人で良かった。

夫はよく公園に生息しているスマホばかり見てる父親ではないし、当たり前だが、息子の成長や育児そのものについてを当事者としてきちんと捉えている。

こんなにも子煩悩で父親スキルの高い人と最愛の息子を育てられる私はなんて運が良いのだろうと思う。これまでクソみたいな人生だと思った日も沢山あったけど、もうそれだけでかなり幸せの部類に入るんじゃないか。と、最近は思っている。(あくまで当社比)

それもこれも息子が生まれてくれたからだ。そして今、生きていてくれてるからだ。

先日息子が「ママと遊びたい」と言ったので「今行くよー」と返事をしたら「ママありがとう」と言われてしまった。

何言ってんだよこちらこそだよ!!!

え!?何がありがとう?ママの方こそいつもせいくんがいてくれて楽しい毎日をありがとう!!!

と興奮気味に言ったけど、もう息子の興味は他に移っており特にそれに対しての反応はなかった。(笑)

先日くもんで先生に

「赤ちゃんの時から褒めて育ててきたつもりなのに、息子は絶対自分ができる!って事しか挑戦しない臆病なところがある。」

と相談すると先生は言った。

「そういう子もいるし、逆に全然できてないのに次々!もっともっと!って子もいるし、それって生まれついての気質やから気にしなくて大丈夫。せいくんの場合は確実にできるものを何回も何回もやらせてあげて、その度にいっぱい褒めて「できた!」って体験をとにかく増やしてあげる事が良い」

とアドバイスを頂いた。

我が子がどういうタイプかはこの2年4ヶ月の中で薄々分かってきた。先生のアドバイスは本当に的確だし、息子の気質を伸ばす方法としては最善だと思う。

「こうあるべき」「こうでなければいけない」「こうなって欲しい」は本当に親のエゴでしかないと再確認。

これからも息子が思う存分その感性を爆発させられる環境を作ること。決して彼を否定しない。否定しないということはいちいち悩まないという事だ。

まだまだ赤ちゃんだと思っていた。だけどきっともう息子は、自分の好きなものを自分で選べる段階に成長している。

「環境整備と提供」
こちらからは与えるが、受け取った後どうするかは本人次第。


少しずつ母の手から離れていく息子に対して、私にできることはもう、そのくらいしかないのかもしれない。



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