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折々のチェスのレシピ(355)中盤戦

中盤は考えることが沢山あって悩みが満載です。

黒にとって次の一手はどれがいいか悩むかと思います。しかし、中盤には中盤の考え方があります。それは、序盤で展開した駒をちゃんと活用することです。上の局面で形勢は互角です。黒はまずまず指せているといえます。

そこで、

d4とすれば、ポーンはひとつ捨てることになるかもしれませんが、b7で眠っていたビショップが生きてきます。当面のところ、黒は守りに不安がない局面ですので、こうして駒を使えるようにしていくのが中盤の指し方のひとつの典型です。

d4の時にBh7と来たらどうするの?と思われるかもしれませんが、

困るのは向こうですので心配はいりません。


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