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折々のチェスのレシピ(314)序盤で指してはいけない手100選
今回はそれなりに先の展開を頭に入れておかないとそれが緩手なのかどうかわからない手です。
![](https://assets.st-note.com/img/1707482333132-qhmbMbCzvw.png?width=800)
黒のこの手について悪手だとは言えないとは思います。ただ、熟練のプレイヤーであれば指さないであろう手です。この先の展開を初手からご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/130344260/picture_pc_75f09b0199d3ecbce836997617e38dec.gif?width=800)
上のアニメーションgifは、下の局面まで進んでいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1707482477706-9hoaQCl3ru.png?width=800)
黒の形勢が悪いわけではありませんが、cファイルのポーンが捌かれてしまい、どうも具合が悪いです。c6に自分のナイトがいなければ、cファイルが通っていることから、他の可能性がいろいろとあったであろうと、ここまで局面が進むとちょっと後悔するはずです。
さらに、c6に出したはいいものの、当のそのナイトはそれ以降まったく働いていないに等しいです。つまり、二重に黒の(つまり自分の)手を阻害してしまっています。
第1図ではなんの問題もないような手ですが、少し進むと自分の駒の扱いに苦慮する例は結構あります。こんなに先を読めないという場合には、憶えておくといいことがあります。
自分のポーンが進んでいるファイルは開けておいたほうがいい(ことがよくある)。
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