折々のチェスのレシピ(191)
まだ10手ほどしか指していませんが、黒は守りに徹しないと危ない局面です。
一見して黒は後手番ということを差し引いてもかなり手が遅れています。そのひとつの要因として左右どちらもフィアンケットしていることが挙げられます。この駒組みをすると手が遅れることはよく知られています。
ここから黒は守りの手を指さないとかなりの割合でメイトされてしまいます。一例が以下です(初手から)。
黒は序盤で低い陣形を構築し、いかにも堅そうな布陣に見えますが、ご覧いただいたように非常に弱い守りです。
第1図の時点ですでにまずい駒組みをしているのですが、
せめてこうしておけばまだチャンスはあったかもしれません。
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