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折々のチェスのレシピ(187)
黒が贅沢な悩みを抱えた局面です。
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黒は、h2のポーンをルークで取ってチェックを掛けることができます。また、ルークでc4のビショップを取ることも可能です。結論から言えば、どちらを選択しても黒の勝勢であることには変わりありません。しかし、どちらがより勝ちやすいかというと若干の違いが生じます。
まず、
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チェックを掛けた場合ですが、
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e3と最も命を永らえる場所に逃げられた場合、一手一手でメイトすることはできません。どこかで必ず相手(白)に手を渡すことになります。手を渡してもミスをしない限り黒が負けることはありませんが、それはやや厄介と感じる人は、
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ビショップを取ってしまい、相手の駒を減らすほうが指しやすいかと思います。チェスの終盤はあからさまに戦力差が勝敗に直結しますので、詰み筋が見えずらい時などは相手戦力を削っていくのもひとつの考え方です。
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