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折々のチェスのレシピ(155)
今回は勝ち切るためのテクニックをテーマにしたいと思います。
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上の局面は誰がどこから見ても黒の勝勢ですが、では詰み筋が明確にあるかというと、いきなり詰ませられる筋はまだありません。下手をすると頓死もないこともありません。
ということで、
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やっかいなポーンの前進を止めてしまう上の手は最善手もしくは次善手でしょう。
しかし、別の手もあります。
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メイトするには邪魔な白のビショップを盤上から消してしまう手です。白は喜んで、
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Bxf7としてくるはずですが、黒はキングを逃げて駒を捌き合うと、
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このような局面になっています。白のビショップがいなくなったことで、メイトまで計算がしやすくなっています。ミスをしなければ必ず黒が勝ちます。
相手のクイーンを排除することができた時は、自分の駒を減らしてでも相手の駒も減らす方向で手を進めると局面全体が分かりやすくなる場合が多いです。
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