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折々のチェスのレシピ(218)
興味深い対局を見つけたのでご紹介します。lichess で1600点台のプレイヤー同士のものです。
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なぜ興味深いかというと、ここで黒が投了してしまったからです。一見して黒がまずいのはわかりますが、投了するほど悪いとは瞬間的には読みきれなかったです。しかし、黒はクイーンの逃げ場所にかなり制約を受けており、
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ここ以外に逃げるとさらに形勢を損ねます。とはいえ、
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白からf5で駒交換を促され、Ng6とされると黒にはもう勝ちはないでしょう。黒が潔く投了した理由がわかりました。ではどこが悪かったのでしょうか。かなり遡りますが、
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これが悪手だということは「折々のチェスのレシピ」でもご紹介したことがあったと思います。次に白からはNe5という味のいい手があります。
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