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一手目を繰り返す

第37期名人戦第4局の観戦記なのだが、意外なことを初めて知ってしまった。

中原誠名人対米長邦雄棋王戦で、先手は中原。

で、

まず7六歩と中原が角道をあけた。

もちろんなんの問題もない。問題はその次の文章。

それを繰り返す。

一手目を繰り返す? そんな戦法はないが・・・

続きを読めばなんのことはなく、新聞等の媒体のカメラ撮影用に便宜を図っていたのだった。

現代の対局でもこれをやっているのだろうか?

テレビカメラがこの何回も指す一手目の映像をたまにそのまま流してしまうことがあるそうで、それを見た人はやはりなんのことかわからなかったのではないだろうか。

「将棋世界」昭和54年6月号より

1990年代、スハルト体制崩壊と前後してインドネシア各地で起きた騒乱をルポ。民族紛争と人肉食、デモ隊と軍の衝突、東ティモール独立派ゲリラへの潜入、住民投票の行方――ミャンマー情勢にも通じる「魔術と混沌の国」の姿とは?

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