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それぞれ

「犬が白黒でしか見えてない!そんなの嘘!犬は目は良いし、色もわかる!…」

2年ぐらい前の携帯で撮った動画の中でこう言ってる人と話をしているのがあった

犬は人間の言うカラーで見えてない!これは僕は正しいと思っている。目が悪いのど色の識別は関係ないとは思うが…

より詳しく知りたかったので、視能訓練士になるため学校に行っているうちのスタッフの“にょろ”に調べてもらった。

「以下彼からの文章」

基本的に、色覚は網膜にある視細胞の種類によって決まります。
視細胞は大きく分けて二種類あります。

色盲の脊髄生物は原則として、夜行性で、桿体細胞という弱い光に反応する視細胞を有しています。

一方、色覚がある脊髄生物は昼行性であり、錐体細胞という強い光に反応する視細胞を持っています。
さらに、錐体細胞は四種類に分けられ、それぞれ違う波長の光に反応します。

色が分かるとは少なくとも二種類の錐体細胞を有していることが絶対条件です。

人間は一種類の桿体細胞と三種類の錐体細胞を有しています。まれに遺伝子異常によって二種類の錐体細胞しか持ってない人がいます。これらの人を色弱と呼びます。

犬は二種類の錐体細胞を有しているらしいので、白黒に見えているわけではないようです。
おそらく人間と比べて、くすんだ色合いの世界を見ていると思われます。

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なるほど、昔、暗闇での対話「ダイヤログインザダーク」に行った時真っ暗闇の中散策したり、音の出るボールでキャチボールしたり、かくれんぼしたり、いろんな事をする。その中でアテンドで動いてくれている方は当然目が見えない。

当たり前だが、純度100%の真っ暗闇では、見える目も何の意味をなさない。

我々は光がなければ、ほとんど何も見えない。

野生動物のほとんどは夜行性です。当然我々の様にカラーで見える必要もない。例えば人間だと薄暗いとこで色の違いがほとんどわからない。夜行性の動物で必要なのは暗闇で見える事、そこでのモノの識別が重要視される。

だから犬からすれば(犬目線だと)カラーで見えるのになんの意味もない。あくまで人間的なカラーとは、色の三原色(赤、青、黄色(緑))の事です。これは太陽の光が無いと意味をなさないから。

例えば昆虫は赤外線が見える。昆虫から言わせれば僕らは目が見えないのと同じなのかもしれない。カラーで見えてないと言うのと同じように…

適材適所で能力は培われる。それが、同じである必要はない。

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蝶は昼間に花を求めて行動するからか?僕らより遥かにいろんなものを見ている。

ヘビは主にビット器官でベロについた匂いを感じてるという。

コウモリは超音波を使っているとか…

目で見るに捕らわれている我々はある意味不自由なのかもね。




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