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VZを弄り始めてみた③(補強・失敗編)

VZを弄り始めてとやってきました。
駆動に関しても修行中なので、後から「あ、あそこ足りない」等やってなかった所や載せてなかった所があって、今度補填しなきゃと考えてます😅
芋ようかんさんもVZの駆動について既に書いてくれてますから、そちらを参考にして頂いた方が解りやすいと思いますが、仕掛けられたトラップを見抜けるかが肝かも😉

今回は、”駆動を出したマシン”を完走させる為にどうしたら良いかを私なりに考え、形にしました。

結論から言えば、下記に載せた補強はやり過ぎて失敗となります。
たわみに対して補強が強すぎ、ケツが跳ねるようになりました。
なかなか走らせる事も難しいご時世なので、敢えて失敗も晒して皆さんの考える糧になれば幸いです。


まず補強に至った経緯を書きます。
VZはVSの後継機な位置付けなのは見比べたりすれば判ると思いますが、お手元に両方のシャーシがあれば比較して欲しいのですが、捻ったり、たわませたりした時にVZの方が全体的に柔らかいのは感じてもらえると思います。

「何故こんなに柔らかいのか🤔」

そう思いませんでしたか?
VZの特徴であり、現状主流なシャーシとの大きな相違点です。逆を言えば、TAMIYAが現在のミニ四駆シーンで重要視した結果の反映と言えるのかも知れません。
過去同じように柔らかいシャーシにZEROシャーシがありましたが、手元のZEROシャーシとも比べてみて、VZの柔らかさがZEROに近いくらいあるものの、ZEROシャーシはモーターユニットがASSYであった為モーターとカウンターの位置関係は不変でしたから、ある意味でVZは扱いが難しいとも言えるでしょう。ただ、全体の完成度が非常に高いですから、素組みでかなり走ってしまいます。
私がtwitterで「そういう意味では素組み最強とも言える。」と書いた理由です。
メーカーの設計士ではないので真意は分かりませんが、現状分かってるコンセプトを活かし伸ばせるか検証を続けていきたいと思います。

それでは、VZはどのように走り曲がってるのでしょう?
「そりゃタイヤとローラーやん🤣」
ってツッコミは無しでw

素組みしたVZをよく見ると、他のシャーシと比べるとフロントローラーの位置がデフォルトで若干低く設定されています。
何故か?
コレだけでもかなりの情報が読み取れ、実際にコーナーに当てて考えていきました。

フロントローラーの位置が低いということは、VZがコースを進行しコーナーに進入すると、旋回力に重心が外側に引かれる力に耐えられず、フロントから順にマシンは”インリフト”していきローラーが内側斜め下方向へスラストが付くように入っていきます。普通であれば、「片輪走行」のまま前後の上ローラー(スタビ等含む)に身を任せて旋回していく事になりますが、検証していくとVZの場合、VSより捻れるシャーシ特性によりシャーシ全体をロールさせ、広いトレッドのリアタイヤで受けると同時に、ロールして内にくい込んだ外側フロントタイヤをクイックに旋回する力に変えて曲がり、他よりリアに長いローラーベースが安定性を上げるようになっているようです(誰か超スロー動画撮ってくれないかな🤔)。
VSもシャーシの捻れでコーナーのキレと安定性を上げているのは同じなのですが、VZはかなり顕著なセッティングと言えると思います。

なので、この動きに今までのVSようなパワソを上げ、リアタイヤトレッドを詰めてフロントを固めると、そのままではしなやかにロールする力を阻害し、シャーシ一部に変な捻れる力が集中し、踏ん張るリアの力が足りずに変哲もないコーナーで”すっぽ抜ける”ようなコースアウトするようになっていきます。

また、立体の場合の特に着地(TT下りやスロープジャンプなど)は、特有の柔らかさから衝撃で前後にたわみやすいので(フレキのセンターシャーシがめいっぱい沈むくらいの衝撃ですから)、着地姿勢によってはシャーシに波打つようなヨレが生じ、イレギュラーなコースアウトをしやすくなります。

速度域が低いか、普通のLCがないか、飛ばす姿勢が綺麗だと目立ちにくい点ですが、通常の3レーンでのレースではどれも難しく、速くなるにつけ牙を向いてくるでしょう。

私が考える限り、素のVZの駆動は「捻れた時にも適正に噛み続けられる為のゆとり」を持っていると捉えています。
なので、VSと同じように駆動を固めてクリアランスを出し直す為には、このシャーシ特性を踏まえて、ある程度の抑制(補強)の必要性が生じると結論を出しました。

私が今回諸々を踏まえて出した補強箇所は3点です。

①は、電池ケース内のスイッチ側、シャーシフロントと電池の隙間に当て物をします。
電池で保持力を上げて捻れやたわみに強くしています。芋ようかんさんもココにやっており、真似させていただきました😅

②は、シャーシ裏側、電池ケース脇のスロットにカーボンで両側に補強を通してます。捻れに粘りが出て、たわみに強くしました。

③は、シャーシのモーター部と電池部の接合面に貼り物をしています。既に試走させた方にはこの付近の白化が見られた方もいるようです。

ここの形状はVSに習い、捻れに影響を少なく、たわみには強く、破損防止の観点から斜めカットしたものを両側に使用しました。

駆動系をある程度固めて、上記のような補強をし、電池を入れた状態で捻れはVSより粘りがあり、たわみにくくなりました。

しかし冒頭にも記載したとおり、試走の結果前後のたわみに対して強くなり過ぎ、ケツが跳ねるようになりましたw
多分、両脇スロットに足した直プレの補強が強すぎたのではないか、そう考えています。

私と同じような補強を考える方はいると思うので、敢えて失敗談として公開しました。
また違うパターンも模索して、良い結果もお知らせ出来たらと思ってます。

”失敗は成功の母”ですね😅

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