【雑記】「つくる」という事、「つかう」という事
皆さん、つくる(作る、造る、創る)の使い分けは知っていますか?
「つくる」という言葉には、平仮名で書かれている場合の他、漢字で書かれている場合にも色々な意味を持っています。
ざっくり言うと、
”作る”とは、一般的なつくることを指します。「作る」と書いたら、図画工作的に見ているという様に認識されます。
”造る”とは、造形系、手でつくるものに対して使う事が多く、機械大量生産などの場合にも使います。
”創る”とは、アート系、哲学系等に代表されるように、物質だけじゃなく考えや抽象的な概念などを表す時に使い、新たなものを生み出す際にも使われます。
私が趣味とするミニ四駆を一般論で例えるならば、ミニ四駆はメーカーに造られたもの、愛車であるミニ四駆は各々に作られたもの、そのミニ四駆をつくる為に治具は創られたものであると言えます。
では、つかう(使う、遣う)とはどういう事か?
「使う」は“物を役立てる。 人に用事をさせる”の意。 何かを利用する意も含む。
「遣う」は“自由自在に動うごかす。あやつる。金や時間を費やす”の意。何かを伝える意も含む。
例えば、分かりやすく言えば、工具は使うもの。治具は遣うものとも言えます。
「つくる」という事、「つかう」という事には、その表現や受け取り方でこれだけ意味に差異があります。
情報収集のためにtwitterタイムラインを見ていると、ほぼ毎日何処かで何らかしらの炎上が散見されますが、その多数が「つくる」と「つかう」の各々の意味取り違えか理解していない事に依るものであることに気付く。
何かを創り出し、またそれを遣いこなすのには、各々途方もない時間とお金、努力や勉強をしなければ成し得ない。
簡単に言えば、便利グッズも取扱説明書を読んで理解して実行出来ていなければ、高かろうが安かろうが便利なものにならないのです。
私は問いたい。
あなたは「創り手」ですか?「造り手」ですか?「作り手」ですか?
あなたは「遣い手」ですか?「使い手」ですか?
また、それらになれていますか?
それが「つくる」という事、「つかう」という事なのです。
その区別が自分なりに付けられたなら、デザインナイフ1本でさえ今までと違う意味や役割をすることでしょう。
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