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勝手に理論家紹介⑩ダグラス・T・ホール

こんにちは!あるいは、こんばんは。
勝手に理論家紹介も、第10回となりました。
みなさん、今日も研鑽してますね!
今日夕飯を食べながら、旦那さんと話していたのですが、一人でもくもくとお勉強を続けるって、めちゃくちゃ大変だし難しいよね。
誰かと一緒に目標を設定してたり、同じ時間を頑張ってるんだっていうのも一種のモチベーションに繋がるもんね。って私も昨年より強く実感しています。
なので、今勉強中の皆様も、自己研鑽を続けていらっしゃる皆さんも、ぜひぜひ一緒にがんばりましょーう!

さてさて、そんなわけで、記念すべき?10回目は、ダグラス・T・ホールさんです!

ダグラス・T・ホールってどんな人?

ダグラス・T・ホールの人生とは?

ダグラス・T・ホール 1940年~
アメリカ合衆国 ボストン在住のようだ。
現在83歳でご存命です!
ボストン大学の教授として在籍されております。
お写真もスマートな紳士ですので、ぜひググってみてください。

もう言わずもがな・・だと思うのですが、
ホールといえば、プロティアンキャリア

じゃぁ、プロティアンキャリアをここにまとめておきますね。

プロティアンキャリア理論とは

プロティアンとは『変幻自在』という意味で、ギリシャ神話のプロテウスから来ています。
プロテウスっていうのは、海の神ポセイドンの従者で、予言と変身の術に長けたとされています。
変幻自在だったんですね。ここから、プロティアンキャリアという言葉が来ています。
(超余談ですが、プロテウスは様々な動物に姿を変えられるのですが、予言も得意で、彼の予言を聞きたくば、大蛇・ライオン・ヒョウなどの姿になっても抑え付け続け、疲れて元の姿になったら予言を聞かせてくれるっていうシステムだそう…大変。)

ホールさんの仰るキャリアの定義!

「キャリアとは、生涯にわたる期間において、仕事に関する諸経験や諸活動と結びついており、個人的に知覚された一連の態度や行動である」

2002年にこう仰っています。
前提として、以下の4つを挙げています。
①組織で上に上がっていくことがキャリアであるということではない!
②キャリアにおける成功と失敗は本人によって評価される!
③キャリアには主観的側面と客観的側面の両方を考慮しよう!
④キャリアとはプロセス(経験の連続)!!

プロティアンキャリアとは?

変化の激しい現代社会では、キャリアとは組織によってではなく個人によって形成されるものであり、その人の欲求に見合うようにその都度変化していくものである。
特徴としては、
・組織によって評価されるのではなく、自分自身で管理・評価される
・目標は、「個人の心理的達成」

さっきから何度も「個人」「本人」というWordが出てきますが、そう、個人主体のキャリアなんだよ!!って言っているということです。
従来のキャリアとの比較表がどこの資料にも載っているかと思うので、それに準じた物を置いておきますね。

プロティアンキャリア・伝統的キャリアの比較表

このプロティアンキャリアを形成するに当たっての重要なコンピテンシーを提唱していますので、合わせてチェックしておいてください!

2つのメタ・コンピテンシー

アイデンティティ 『自分が何をしたいのか?』
自分の興味・能力・計画などと共に過去・現在・未来の自分の連続性への確信(むずかしいね)

アダプタビリティ 『適応能力』
適応コンピテンス(アイデンティティの探索、反応学習、統合力の3要素)とそれらを発達、応用させようとする適応モチベーションのかけ算で成り立つ。

つまり、世の中の変化に対応し、新たな能力を自分で身につけていく学習能力や行動力が必要になってくるんだよって言ってくれているんですね!

人生100年時代だって言われているし、四十手前のわたしですら、生まれた頃からの様変わりは感じているので、これからも世の中はダイナミックに変化していくんだろうなって思うのです。
なので、このプロティアンキャリアという考え方は、これからの時代の為に提唱されたと言っても過言ではないし、それを1970年代にすでに仰っていたっていうのもすごいなぁと思います。(語彙力のなさw)

これからの時代の変化において行かれないように、時に大蛇に、時にライオンに、時には鳥にと姿を変えて、変幻自在に世の中を渡っていこうではありませんか。
そんなことを思う今日この頃です。

それでは、今日はこのへんで。
また、お会いしましょう♪

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