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編集長・紅葉のおすすめアーティストのご紹介です。
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#ピアニスト

【R26:WORKS】モテる音楽を追求し、即興性を愛する  ライブに生きるミュージシャンの在り方

東京都を中心に演奏活動をしているディミトリ・ワイル。「モテたくてピアノを弾き始め」たと言い切る彼は、プロのミュージシャンに混じって腕を磨き、現在はビジネスマンとしても働いている。彼なりの音楽との向き合い方とは。 音楽はモテの源泉ワイルの活動の軸は、ピアニストとして現場で演奏することだ。 「昔は作曲などもしていましたが、やめました。自分が歌をやっていたら、もう少し真剣に取り組んだかもしれません。でも、自分の声が好きじゃないし、歌でモテるっていうのは、何か違うんですよね」。

【R26:STORY】サラリーマンピアニスト /ディミトリ・ワイル

東京都を中心に演奏活動をしているディミトリ・ワイル。「モテたくてピアノを弾き始めた」と言い切る彼は、プロのミュージシャンに混じって腕を磨き、現在はビジネスマンとしても働いている。「一定のクオリティで音楽を続けることと、社会人としてキャリアを積むことは、両立できる」と語る彼の生き方に迫った。 何のために、何を弾くのかドイツ生まれのディミトリ・ワイルは、3歳で来日し、東京都で育った。 「父はアメリカ人で、楽器関係の仕事をしていました。ピアノはもちろん、サックスやフルート、バイ

【R16:WORKS】「自分ができること」を磨いて、ピアノ演奏で生きていく

シンガーソングライターの伴奏や編曲、ミュージカルのライブやゴスペルのバックバンドへの参加など、幅広く活躍するピアニスト、山本佳祐(やまもと・けいすけ)。彼の活動の数々と、ワンマンライブや企画ライブの内容について聞いた。 幅広いジャンルでの演奏から作編曲まで年間300本を超えるイベントで演奏している山本。 シンガーソングライターのライブで伴奏を務めたり、ミュージカルの楽曲のみを演奏するイベントでピアノを弾いたり、ゴスペルのバックバンドに参加したりと、様々なジャンルで活躍して

【R16:STORY】雰囲気に寄り添うピアニスト・山本佳祐

シンガーソングライターの伴奏や編曲、ミュージカルのライブやゴスペルのバックバンドへの参加など、幅広く活躍するピアニスト、山本佳祐(やまもと・けいすけ)。「福岡生まれ山口経由千葉育ち」と自己紹介する彼がピアノと出逢った経緯と、今後の展望を聞いた。 人とコミュニケーションをとる手段として福岡県で生まれた山本は、3歳のとき山口県に引っ越し、小学校1年生までを過ごした。2年生の春に千葉県市川市へ移り、5年生の夏には八街市へ。高校卒業後、東京で暮らすようになってからも、4回の引越を経

【R07:WORKS】ベートーベンを軸にしたプログラムと『カジュアルに聴くクラシック音楽』の提案

フリーランスのチェロ奏者、山口徳花(やまぐち・のりか)とピアニストの伏木唯(ふしき・ゆい)によるアンサンブル、Duo Axia(デュオ・アクシア)。20年2月に予定している公演の内容や、ふたりが敬愛するベートーベンの魅力、日本とドイツにおける文化の違いなどを訊いた。 ベートーベンへの想いをこめたプログラム20年2月、渋谷ホールにて公演を行うDuo Axia。演奏するプログラムは、どのように決めているのだろうか。 「今はベートーベンを軸に組んでいます」と伏木が説明してくれた

【R07:STORY】『価値ある』時間を提供するアンサンブル・Duo Axia

フリーランスのチェロ奏者、山口徳花(やまぐち・のりか)とピアニストの伏木唯(ふしき・ゆい)によるアンサンブル、Duo Axia(デュオ・アクシア)。東京藝術大学の同級生だったふたりが奏でるクラシック音楽の魅力と、それぞれの夢に迫った。 幼少期からクラシックを学び、独留学を経てプロへ埼玉県出身の山口は、3歳からピアノを習い、12歳でチェロに転向した。曲らしい曲を弾いたのは高校2年生のころ、ハイドンの1番のコンチェルトが 最初だった。 「芸大を目指すレベルの高校生は、ロマン派