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【売り先をもっていないなら、仕入れるな】

こんにちは、鑑定士のコンドーです。

創業40年の質店の運営、古物のバイヤーとして活動している経験に基づき以下内容をシェアしておりますのでご覧ください。

中古ブランド品を安定的に仕入れたい事業者必見です。

新たなにスタートしたBtoBオークションを共有します。

6月からブランドリユースを手掛ける、ペンギントレードが業者向けに古物市場を開始。

ルイヴィトンやCHANELなどのハイブランドのバッグ、アパレル、ジュエリーなどコンディションがBランク以上のものを選定して初荷1000~1500点で開催とのこと。

ちなみに「初荷」とは、市場に出回っていない商品です。

業界のあるあるなんですが、「Aオークション」で仕入れた業者が転売目的で「Bオークション」に流すことがよくあります。

いわゆる一度、市場に出た商品なので初荷ではありません。

市場を複数参加している専門のバイヤーは「あの商品、Aオークションで出品されているのをみたな..」と思って、Bオークションで商品をみても落札候補にいれなかったりします。

このレーンの商品は訳ありや初荷ではない可能性が高いから、手を出すのはやめておこうとなり、場の雰囲気や相場が盛り上がらなくなることもあります。

そういった意味で初荷メインのオークションは、買い気のあるバイヤーにとっては優先的に選ばれる傾向があります。

こういったオークションを自社開催できるところは、自分たちは相場を支えなくてはならない反面、自社の仕入れの場として安定的な仕入れとしても活用できる。

バイヤーが集まる場にもなるので、情報や直接的な取引につながるケースなどもあり、販路を広げる意味でもメリットは大きい。これがリアル開催で情報交換の場などあるちより良いですね。

オークションの開催に関して、大手が自社で主催するケースや、業者がコラボをして共催するケースなどがあります。

集客力のあるオークションプラットフォームをもっているところは、レーンを貸し出して、手数料で収益化するモデルもあります。

自社の初荷以外にも、他社からの出品もあることで
商品数が多くなれば、必然的にバイヤーも集まってきますしね。

リユース業界では、近年市場が増えてきており、中古ブランド品を仕入れる場自体は、選べるほど用意されています。

そんな中で、自社はどの市場に参加すれば、利益が得られるのか。そのオークションの相場が自社の販路と相性がよいのか。

どちらにせよ、自社で販路をつよくもっていないと、上手く商品を回すことが出来ません。

卸もECも輸出もそう。小売りでイベント催事、ライブコマースなど様々な手段があります。

まずは売り先を担保してから、仕入れを起こしていきましょう。
販路の強さやバリエーションが出来たら、徐々に仕入れを増やしていき、その販路にあった仕入れをしていくのが良いと思います。

以上、お読みいただきありがとうございました。
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