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中古ブランド品ビジネスの魅力と可能性

市場の規模と成長性

中古ブランド品市場は近年、急速に拡大しています。近年は、円安の加速とインバウンドの需要もあってか、さらに伸びているように思えます。

ちなみに、2023年には、中古ブランド品市場の規模は世界的に1,000億ドルを超え、今後も年平均10%の成長が予測されています。


特にアジア、北米、ヨーロッパでは需要が増加しており、サステナビリティ 持続可能性や環境意識の高まりも市場成長にプラスの要因になっている可能性もありますね。

グローバル市場の詳細

世界の中でも地域別市場シェアを見ていきましょう。

ヨーロッパ

ヨーロッパは中古ブランド品市場の最大のシェアを持ち、2023年の市場規模は180億ドルに達しています。

環境意識の高まりやサステナブルな消費行動が普及し、特にフランス、ドイツ、イギリスが主要市場となっています。


アジア太平洋

中国、日本、インドなどのアジア太平洋地域でも市場が急成長しています。特に、中国ではオンラインマーケットプレイスの利用が広がり、2023年には市場規模が大幅に拡大しました​。

今はベトナムやフィリピンも熱いですね。日本でも個人のライバーが中古ブランド品の店舗や催事イベントなどに常に出入りしている状況です。



北米

アメリカ、カナダでは、オンラインとオフラインの両方のチャネルで中古ブランド品の需要が増加しています。アメリカの市場規模は2023年に75.18億ドルに達し、今後も堅調な成長が見込まれています。

特にこの北米マーケットはこれから伸びる可能性がありますね。
ラグジュアリーブランドのマーケットプライスも充実していますし、日本のセラーも参入することで強い販路の一つとなるかもしれません。


製品タイプ別市場シェア


バッグ

中古ブランド品市場ではバッグが最も大きなシェアを占めています。高いブランド価値を保持し、ファッションアイテムとしての人気も高いです​。

ルイヴィトン、シャネル、エルメスといった主力ブランドをはじめ幅広く売れている印象です。


ジュエリー、時計

高級感と投資価値から、ジュエリーと時計も人気があります。特に高級時計は中古市場で高値で取引されています。
ebayやクロノ24などのマーケットプレイスでは売買が盛んです。

ジュエリーはカルティエやブルガリ、ティファニーなどのブランドジュエリーが人気です。

成長を支える要因


デジタル化とオンライン市場

オンラインマーケットプレイスの普及により、中古ブランド品の取引が容易になっています。これにより、世界中の消費者がアクセス可能になり、マーケットの拡大が加速していくのは間違いありません。

今後も、中古ブランド品市場は持続的な成長が見込まれます。

さらにAIによる技術革新、真贋判定の技術も向上やブロックチェーンによるトレーサビリティ(その製品がいつ、どこで、だれによって作られたのか)の向上が、市場の信頼性を高めていきます。

近年、各ブランドがシリアルでの管理を廃止して、RFIDの技術を取り入れてデータ管理をしています。偽物対策の意味も含めて、今後もその方向が進んでいくと思われます。

中古ブランド品のビジネスは、今後も拡大し続ける可能性が高く、これから事業をさらに展開しようという企業、これから起業しようと思っている個人事業主の方にとって魅力的な市場です。

以上、ご覧くださりありがとうございました。
どうぞ参考にされてみてください。


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