【第35回SASUKE総評】
第35回のSASUKEは、歴代でも屈指の面白さだった。
靴の営業マン・漆原裕治が完全制覇を果たし、全面リニューアルがなされた第25回大会(いわゆる第4期)以降では最高の大会と言っても過言ではないだろう。
スタジオの尺の短さ、1stステージの絶妙な難易度、編集の手際の良さ等、良かった点を上げればキリがないが、今大会の白眉は競技者自身の身体が際立っていた点にあると思う。
SASUKEは、こと人間ドラマとしての側面が取り上げられがちだが、僕は人間ドラマもさることながら、挑戦者たちの