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インターンレポート:ショートフィルムの助監督を体験。先端メディアサイエンスが活きるメタバースUX開発の現場より

GREE VR Studio Laboratory(以下、ラボ)インターンのレポートをお送りします。このレポートは明治大学4年の中野さんによるものです。このブログでは、中野さんが長期インターンとして約2年間のラボで活動した経験をまとめて紹介します。この夏、様々な企業でインターンをしてみたい人の参考になることも多いと思います!ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。

やってきたこと

Webプログラミング(2020/12-2021/5)

ラボに入りたての頃はまずGithubの使い方を一通り身に着けることから始めました。今となってはなくてはならないツールです。まだ自分の強みややりたいことが、はっきりとしていない時期でもあったので、基礎的な開発力を強化する目的で「転声こえうらない」(https://vr.gree.net/lab/vc/)を軸にVue.jsのベンチマークを取ったり、gtagを使ったデータ収集の仕方を学びました。

GREE Tech Conference 2021でのデモ発表(2021/6-2021/11)

GREE Tech Conference 2021では、音声で任意のアニメーションをトリガーするデモをUnityで作って発表しました。Unityでの開発の経験が0の状態から、まずUnityでの音声信号処理から入り、それからアニメーション回りを学びました。Unityはこの後に紹介するUXDevシリーズでもUnityをかなり使ったので当初と比べると大きく成長しました。

[Demo] 声にならない声で自然にエモートを起動する #GREETC

UXDevシリーズ(2021/12-2022/11)

中野は絵コンテを起こす段階から、Unity内でシーンを作成する部分まで全体の工程に関わりました。中野が関わった中で一番大きなプロジェクトだと思います。約3か月の期間で1本を仕上げるという目標で製作を進めており、2023年2月現在では4本の動画をYouTubeにて公開しています。
初期の頃は、スケジュール管理など制作進行としても慣れない点が多く、、UnityとAdobe Premiere Pro間のパイプラインも今ほど成熟していなかったので、回を重ねるごとにパイプラインが改善され、それに合わせて映像のクオリティも高めることができたと思います。

中野担当の最終作はこちら
Meta Communication #UXDev



140秒でわかるメタバース開発TIPS(2023/1-2023/2)

ラボで得たノウハウを、これからメタバース開発の世界に足を踏み入れる人向けに各パート140秒以内で解説する動画シリーズです。

Unityで使うGitHub #140秒でわかるメタバース開発TIPS

学んだこと

主なツール・言語としては以下が挙げられます。

  • GitHub

  • Unity, C#

  • Python

  • Vue.js

  • Adobe系ツール(Premiere Pro, Photoshopなど)

  • Google スライド(日報やラボで製作した動画のコンテに使用)

  • Google スプレッドシート(主に進行管理の用途で使用)

ラボのインターンではREALITYのエンジニアの方々に限らず、いわゆるプロとして仕事をしている方々とのミーティングに参加する機会も多く、そんな環境に身を置くことで「プロ意識を持って仕事をする」ことの大切さを学べたことがとても重要だったと感じています。肩書きとしては学生インターンでありながらも、自分の仕事を人に説明するときに”学生であること”を前面に出すことをやめてから、外に向けて公開する動画等の資料の品質管理に以前より気を使うようになるなど、自分の仕事に対する意識が変わりました。
また、約2年という期間で多くのプロジェクトに参加させていただいたことで、自分は何に興味があるのか(何者であるか)を考えることができました。もしラボに所属していなかったら、今の進路とは大きく違うものになっていたのではないかと思います。白井ディレクターには、業務の内容だけでなく進路などの相談も沢山させていただきました。本当に感謝しています。

白井ディレクター、DJ RIO社長ありがとうございました!

まとめ:白井Dより

このブログでは、中野さんがラボでのインターンを通して学んできたことをお伝えしました。人とオフラインで会うことが難しい時期もありましたが、ラボで過ごしたこの約2年の期間は、中野さんのこれまでの自分の人生の中でも特に濃密なものだったようです。このような環境でインターンとして働けたことにあらためて感謝を申し上げます。
中野さんのような多様な経験をできるインターンは珍しいのですが、結果として、中野さんが本当にやりたいこと!を追及して、いまは映画を作る仕事をしていらっしゃいます。このブログが「なりたい自分」を目指す学生さんの自己実現のきっかけになりますように。映画のエンディングスタッフロールで中野さんの名前を探すのが今から楽しみです!