担当PMが過去の機能を振り返ってみた【誕生日配信機能ver】
こんにちは、はやたです。新卒でREALITYのPMとして働いています。
さて今回は、2021年3月に僕がPM(当時学生インターン)として「誕生日配信機能」を企画したときのことを振り返ってみます。
※今回は「REALITYの機能開発に関するPMのワークフロー」については扱わないので、そこは期待しないでください。
PMのワークフローについては、他のPMがまとめてくれることを祈ります…。
そもそも誕生日配信機能とは?
まずは機能の紹介です。
雑にまとめると、「REALITY上で誕生日を設定して誕生日を迎えると、配信やプロフィール上に特別な演出が出るよ」って機能です。
仕様
最終的に実装した誕生日配信機能の仕様をリスト化してみると、こんな感じになります。
プロフィール上で誕生日を設定することができ、それが自分や他の人に表示される
誕生日の間は、プロフィール上で風船が表示される
誕生日の間は、配信枠とプロフィール上に「お誕生日」バッジがつく
誕生日を迎えると、自分の相互フォローに通知される
誕生日を迎えると、配信を促すインストラクションが出現する
誕生日に配信すると、誕生日フレームが表示される
誕生日に配信すると、特別な演出が出現する
誕生日の配信では、「誕生日限定のギフト」が投げられる
これまで僕が企画した機能の中で、一番ハッピーな雰囲気の機能だ…。
機能ができるまで
ここからは少し真面目に、下記の2つを振り返ってみます。
誕生日配信機能で狙っていたこと
狙っていたことを達成するために必要だと考えた体験
企画の目的
これは明確で、主な目的は「誕生日を通じてREALITYをもっと好きになってもらうこと」です。
よりビジネスライクな、
誕生日に配信をしたら特別な演出が出る → 盛り上がる → 普段の配信よりも(お祝いのための)ギフトが投げられる → 売上につながる
特別な演出が出るから(より確実に)その日は配信してくれる → 配信率の向上
といったことも一切考えていなかったわけではないですが、より定性的な側面を重視していました。
元々REALITYのユーザーさん同士がTwitterで誕生日をお祝いし合う光景はよく目にしていたので、REALITY上でもお祝いができれば、より喜んでもらえると確信していました。
必要な体験とは?
まずは、「誕生日を通じてREALITYをもっと好きになってもらうこと」を達成するために、どのような体験が必要なのか考えました。
例えば、
誕生日にログインすると、ド派手な演出が表示されて、(REALITYというアプリ・運営に)祝われている感じがする
誕生日にログインすると、コインやガチャチケットといった報酬がもらえる
誕生日になると、友達たちからチャットや配信でお祝いされる
などなど、選択肢はいくつも考えられます。
結論から言うと、3の「誕生日になると、友達たちからチャットや配信でお祝いされる」体験が必要だと考えました。
なぜ友達にお祝いされる体験が必要か
先程の例で言うと、1,2は「REALITY(アプリ・運営)にお祝いされる体験」であり、3は「友達にお祝いされる体験」です。
「REALITY(アプリ・運営)にお祝いされる体験」は、その場限りの体験で終わってしまい、さらに基本的には毎年同じことの繰り返しになって毎年繰り返すたびに飽きてしまいます。
しかし、「友達にお祝いされる体験」なら、ユーザーさん同士のコミュニケーションが発生し、その後のユーザーさん同士の関係性にも影響するので、長期的によい体験が続いていくはずです。
基本的に年を追うごとにREALITY上で友達が増えていくことを考えると、去年より今年、今年より来年…と、どんどん誕生日が楽しくなっていくのも嬉しいですよね。
また、REALITYにはチャット・グループチャット機能があるように、「ユーザーさん同士のコミュニケーション」を重視しています。
その方針から考えても、「友達にお祝いされる体験」が当時のREALITYには適していると考えました。
他社アプリの調査
機能開発の企画では、基本的に他社アプリも調査します。
今回はREALITYの方針と同じく、「ユーザーさん同士のコミュニケーション」を重視していると考えられる複数のSNSを調査してみました。
すると、どのSNSの誕生日関連の機能を調査してみても、「友達にお祝いされる体験」を重視しているようでした。
この結果が得られたことで、「今の方向性で進むことに対する納得感」が自分の中で増したような気がしました。やったね!
体験から仕様へ
ここまで固まれば、残りは「友達にお祝いされる体験」仕様に落とし込んでいくだけです。
誕生日を迎えると、相互フォロー(友達)に通知が飛ぶ。通知に気がついた相互フォローがプロフィールにやってきて、飛んでいる風船や「誕生日」バッジを目にする。。。
具体的なユーザーさんの動きも考えながら、実現したい体験を具体の仕様に落とし込んでいきます。
これでREALITYの「誕生日配信機能」の仕様ができあがりました!
最後に
今回はREALITYの誕生日配信機能を企画したときのことを振り返ってみました!
これってどういう狙いがあったんですか?
その目的ってどのような手段で達成しようとしているんですか?
なんて尋ねられて、喜ばないPMや企画はいません。
REALITY上で気になった機能や施策がある方は、ぜひPMメンバーにカジュアル面談を申し込んでくれると嬉しいです!
お待ちしてます!!