REALITYで家具を置きたいと思った話 REALITY Advent Calendar #4
はじめに
Unityエンジニアのuchidaです。本記事はREALITY Advent Calendar 2021の2021/12/04分になります。
今回Advent Calendarに参加するにあたって、そういえば前からREALITYでアバターのルームに家具などを置いて飾りつけたいと思っていましたが実際やってみるとどうなるのだろうかと思い、今回テーマとしてやってみましたので紹介します。
実際に飾りつけたルームの紹介
まず早速飾りつけた例を紹介します。
いかがでしょうか?少し飾りつけただけですが空間に立体感が出て、アバターのルーム感が出たのではないかと思います。
ルームの編集
次にルーム編集の様子を紹介します。
配置・撤去
配置はGridLayoutで持っている家具を一覧として並べ、そこから選択することでルームに配置するようにしました。逆に撤去する際は飾りつけられた家具をダブルタップすることでルームから撤去するようにしています。
移動
位置の調整はタップ時にRaycastを飛ばして当たった家具をドラッグ操作で移動するようにしました。
配信
最後に配信時の挙動を見るために、配信時のデータ(Habaneroプロトコルと呼ばれています)に家具をどこに配置したかの情報をのせることで視聴者にも家具が見えるように実現しました。
Habaneroプロトコルについては以下の記事が詳しく説明しているので参考に見ていただければと思います。
まとめ
今回実験期間は2日という短い期間だったので急ぎ足になりましたが、家具選択・配置UI、視聴者へのルーム情報の同期を作り試すことができました。
実際ルームを飾って配信してみたところ、配置するためのUIや家具を魅せるためのカメラワークはもっと作り込む必要があると思いました。しかし、自分の好きなように飾りつけられるだけでも色々なルームを作ることができて楽しく、配信としての個性もより出せるようになるので見栄えもするとても魅力的な機能だと感じました。この機能が正式な機能としてリリースできるよう引き続き頑張っていこうと思います。
明日のアドベントカレンダーは!
次回は、Unityエンジニア かとーさんの「UnityChanSpringBone2.0で揺れものセットアップして、透過スクリーンを使ったバーチャルライブ作ってみた話」です。お楽しみに!