リアルな女社長日記

東京都渋谷区、資本金数千万円、社員数100人未満、設立10年未満。中小企業の女社長日記…

リアルな女社長日記

東京都渋谷区、資本金数千万円、社員数100人未満、設立10年未満。中小企業の女社長日記。ありのままを書きたくて。

最近の記事

100円玉を拾った

今朝会社へ向かう横断歩道の途中で100円玉を見つけた。 「拾うか、拾うまいか」 一瞬悩んだせいで、もう1歩、2歩と100円玉から通りすぎてしまっている。ここから拾うためには、振り返って、数歩戻り、少しの注目(人通りがまあまあある)を浴びるという、もともとなかったハードルを3つ越えなければいけない。100円くらいと思って忘れることにした。 一円を笑う者は一円に泣くという言葉を思い出して少し悔やんだ。それにお金を大事にしない経営者って、大丈夫なんだろうかとも。この時点で、あの1

    • ハプニングだらけの日

      今日は朝から夜までハプニングが続いた。 朝会社へ出かける時、靴を履いてドアを開けた瞬間、上から黒い虫がバタバタっと羽ばたきながら手の甲をバウンドして落ちた。びっくりして靴のまま後ずさりで部屋の中に入りながら、その何かに注目して見るとゴキブリだった。ショックで靴のままリビングへ。一呼吸してから靴を脱ぎ、リビングのガラスの扉越しからゴキブリの様子を見て、靴箱の隙間に入ったその隙に玄関を飛び出して会社に向かった。 手の甲で羽ばたいた羽の感触が忘れられず、歩きながら頭が真っ白だった。

      • ダラダラ日曜日

        この毎日の暑さにやられてしまったのか、今日は朝から活力が全くでなくて、昼ご飯さえ食べる気力もなく、ようやく食べたのは15時頃だった。 そして行くかどうしようか迷っていた用事を重い腰をあげて行くことにした。行かなくても良いものだったが、行った方が自分の中ですっきりすると思ったからだ。 あまり詳しくは書けないが空港で要人に会う仕事だった。会って終わって帰ってきて今の時間だが、行って良かった。やっぱり行って良かった。義務を果たせたし、少し元気が出た気がする。 明日からまた一週間が

        • ダブルブッキング

          午前中に来社があった。初めてお会いする方で、バイタリティ溢れる青年だった。元体育会系の営業マンといった感じだ。全身から常に強いオーラを発しており攻撃的な圧を感じる。時々このような方にお会いすることがあるが、私も年を重ねたせいか、この頃は彼のようなテンションに合わせることが少しきつくなってきた。相手は良く対応してくださっているのだが、聞いていて少ししんどい。落ち着いた会話の方が安心するようになってしまった。 社交辞令は必要以上にしなくても良いのは分かっているが、「飲みにでも行っ

          月末の仕事

          昨晩は随分飲んだと思っていたけれど、今朝の顔はそんなに酷くなかった。寝る前にマルチビタミンのサプリを飲んだことが良かったのだろうか?それとも充実した時間を過ごしたからだろうか。 朝食はスタバの大きめのマグにプレーンのヨーグルトとフルグラとバナナチップを入れて最後に牛乳で少し混ぜたもの。食べたあとに美味しいコーヒーをこしらえてタンブラーに入れ、いつもよりも少し早い時間に会社へ行った。 朝から重めの仕事が待ち構えており、美味しいコーヒーを楽しむ余裕もなくそれに取り掛かった。「作

          日記2日目

          午前中は優先順位の高い仕事だけをこなし、午後は東京都の代表者会議へ。数十人の社長だけが集まる交流会だ。 ロボテクスに関する会議だった。日本の中小の工場では50%以上が事業縮小または廃業に追い込まれているが、ロボットの投入で救われるという話だった。「ロボットに仕事を奪われる」と危惧する社員がいて導入は実際には難しいのではという話もあったが、そんなことを言っている間に、高齢化でどんどん働けなくなってくるのだから(80代の工場勤務はざらにいる)経営者はそうも言ってられず、実際、ロボ

          中小企業のリアルな女社長の日記を始める

          女社長って? パリッとしたスーツにヒール、完璧なメイク、ブランドのバッグ、高級車、隣にはすらっとした男性の秘書。 そんな漫画みたいな女社長は、ほんのほんの、ほんのひと握り。 私はリアルな女社長。私がこの日本で、いや世界で最も多い中小企業の女社長だ。東京都渋谷区、資本金数千万円、スタッフ数100人未満、設立10年未満の会社。その代表をやって同じく10年未満。 朝起きるのはしんどいし、化粧もそれほどでもない、お客様と会う時はスーツを着るけど、ぶっちゃけ窮屈に思っている。打ち合

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