減価償却とは

減価償却とは、建物やその付属設備などの減価償却資産を、税務上定められた償却方法で償却費を算定し、その耐用年数にわたって必要経費とする費用配分方式のことをいう。ただし、使用可能期間が1年未満のもの又は、購入代金が10万円未満の少額の減価償却資産については、全額その支払った年の必要経費とすることが認められている。

【減価償却すべき資産】建物・建物付属設備・構築物・機械装置・車両・器具備品

【減価償却の対象としない資産】土地・上記資産のうち事業の用にきょうしていない部分(自己居住・自己利用部分)

減価償却の方法

個人の場合、原則的には定額法により計算をするが、事前に「減価償却資産の償却方法の届出書」をその年の確定申告期限までに税務署に提出すれば定率法が認められる。

【定額法】毎年の減価償却費が同額となるように計算する方法

【定率法】初期に減価償却費を多くし、年が経つに従って減価償却費が一定の割合で逓減するように計算する方法

ただし、平成10年4月1日以後に取得した建物については定額法で計算しなければならないと決められている。

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