鈴木誠也と夏の日のリック・シュー
1年前にこんな記事を書きました。
この記事で鈴木誠也に触れています。彼は日本野球史に残る好打者です。走・攻・守揃った… いや、今風に言うと「ミート力」「長打力」「走力」「守備力」「送球力」「選球眼」「配偶者」の全てが揃った7ツールプレイヤーです。
7ツールプレイヤー、それはあくまで日本での話で、メジャーでは現状、そう呼べるほどの圧倒的成績は残していません。それでも、全30球団、どこへ行っても重用される成績は残しています!立派な成績です。
今年の前半戦、しばらく離脱した時期があり、復帰直後は少々不振。しかし、その前後は好調でした。
打率.270 本塁打13本 OPS.813
この成績を見て脳裏に浮かんだのは1993年のリック・シュー
2024年の鈴木誠也
072試合 打率.270 本塁打13本 OPS.813
夏の日のリック・シュー
128試合 打率.270 本塁打24本 OPS.847
余談ですが、助っ人外国人が引退後にメジャーで指導者をしているのを見ると、なぜか誇らしい気持ちになります。
wikipediaに記載されてますが、この年、日ハムに入団。チームの2位躍進に貢献し、大沢親分から「シュー様」と呼ばれました。3番リック・シュー4番マット・ウインタースの助っ人コンビ。「誰やねん」98%「懐かしい」2%くらいでしょうか…
当時はセイバーメトリクスなんて知らず、選手名鑑にも、打率、本塁打、打点、盗塁、の4つの数字しか載ってませんでした。
「打率.270」
…思ったより打ってないな。当時、名鑑を見て、そう感じました。今は違います。正当な評価ができるようになりました。リック・シューも鈴木誠也もチームの核をなす打者です。
「打率.270」最近は西武の源田の打率として一部のコアなファンに知られているらしい。この記事を書くまで知らなかった。私の中ではリック・シューだ。そして、もう一人、秋山幸二の打率です。
裏を取るために調べると、20年に渡る現役生活において「打率.270」は一度もなかった。なんでこんな記憶違いをしてるんだろうと思ったところで謎が解けた。通算成績が「打率.270」だったのだ。それが記憶に残ってたんだなあ。
明日はオールスターゲーム、週末から後半戦。鈴木誠也にはシュー様を超える成績を是非とも叩き出してもらいたいものです。応援しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?