松井証券のテスタの魔法株学校を観て
(動画の現在までのネタバレを含みます。観てない方は回れ右で良いですが、観てない方も読んで欲しいです笑)
これまで何度か尊敬するトレーダーはテスタさんと書いてきました。
その絡みもあってYouTubeでやってる松井証券の『テスタの魔法株学校』を観ています。
出演者が4人が自分で考えて株を買い、最初の資金からある一定期間で1円でもプラスになれば良い、中間地点ではテスタさんがみんなにレクチャーしてその後どうなるか、という企画をやっています。
今のところ、出演者はみんなマイナスの現状です。
佐田志保アナが言っていた『株を勉強しても勝てるとは限らない』という言葉で思うところがありました。別に佐田アナをディスる目的は皆無です。
普通の人が証券会社の検索結果で出る会社の情報程度をこねくり回してエントリーを考えたところで、短期で勝てるわけない、ということです。
検索結果で出る情報で「決算がこうなのでこうなる可能性が高いと思うので買います」とか、ちょっとした大学のゼミでみんなそれなりに発表で言えそうな言葉じゃないですか。
まともな人間がまともな知性でまともなことを考えたそのタイミングでエントリーしてるだけ。
それは株の勉強とか、分析とは言わないと思います。
証券会社の検索結果でわかる情報を見てみんな普通に考えるであろうことでエントリーして勝てるなら、みんな億万長者です。
トレードで勝つ、てそんなものじゃないと思います。
『株を勉強する』てそんなちょっと検索して考えましたとか努力しましたなんて次元で、勉強とか努力とか言っちゃだめだと思います。
元芸人の井村氏が資産を築く過程でどれだけのリサーチとどれだけの努力をしたんだろう、ということです。
どっかの動画で井村氏は、この銘柄のことなら世界一自分が詳しいというくらい深堀りしたことがあるという趣旨のことを言っていました。
それが『株を勉強して勝つ』ということだと思います。
松井証券のこのYouTubeはある意味実験的な試みで、当然出演者全員がマイナスになるかもしれないことも企画段階から想定されていたことのはずです。
テスタさんがレクチャーしても出演者全員がマイナスで終わるかもしれないことまで想定されているはずです。
証券会社は勝てるだろうと夢を膨らませた顧客をたくさん抱えてなんぼ。
それでも『証券会社なのに』やったことが評価されるべき動画です。
トレードで勝つ、て一般人とは比べ物にならない知識量を持つプロとも戦うことでもあり、覚悟を持って臨む必要があるはずです。
知識で勝てないのであればチャートで勝つ、チャートだってひたすら練習あるのみで、あのテスタさんに教えられてもどうなるかわからない、というくらい普通じゃないところの勝負だと私は思ってます。
普通じゃそれはできないから、まともな人は時間を味方にして貯金代わりに誰でもできる全世界とかのインデックス投資で何十年スパンで積み立て、年利3%の複利を目指しましょうとか言われてるわけです。
『テスタの魔法株学校』は、やっぱりまともにやっても勝てないと実感できる意味で良い実験動画だと思います。
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