30代から始めるほったらかし投資
30代になると、将来のお金のことが気になってくるものです。
今後の生活や健康に備えて、少しずつでも投資を始めてみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
そんな中、初心者でも取り組みやすい「ほったらかし投資」をご紹介します。
無理なく始められて、長期的に健康的な資産形成を目指せる方法です。
支出を見直し、貯蓄を増やす
まずは、投資を始める前に大切なのが「元手を作る」ことです。
そこで、日々の支出を見直し、貯蓄を増やすためのステップを紹介します。
支出を抑える
お金をかけるべき優先順位をしっかりと考え、必要なものにだけお金を使います。生活の質が上がらない無駄遣いを見つけるためにも、まずは家計簿をつけるとよいです。家計簿アプリとクレジットカードを紐づけると何に使っているのかが見えてきます。満足度の上がらない支出が減らせれば、貯蓄に回せるお金が自然と増えてきます。貯蓄率を意識する
毎月の収入のうち、どれくらいを貯蓄に回せているかを把握するのは大切な習慣です。目指すは、生活の満足度が下がらない範囲で少しずつでも貯蓄率を上げること。これが投資を始めるための「元手」になります。
最初のステップはNISA
生活防衛資金を手元に残して、生活を圧迫しない余剰資金ができたら、それが元手となります。
元手ができたら投資を考えてみてはいかがでしょうか。
投資の第一歩としておすすめなのが、NISA(少額投資非課税制度)です。
税制優遇が受けられるため、効率的に資産を増やせるチャンスがあります。
早めに始めるのが大事
投資は、早く始めるほど効果が期待できます。まずは証券口座を開設するところからスタートです。少し手間がかかる手続きですが、始めてしまえばあとは比較的シンプルです。よさげなインデックスに投資
基本的にほったらかし投資は長期に投資し続けることが前提です。なので、長期的に考えれば利益を得られやすい、リスクを抑えたインデックスファンドがおすすめ。分散投資の仕組みで、長期的な運用に向いています。自分でどれが良いか調べて、納得できる投資先を探してみてください。
iDeCoも検討する
次に検討したいのが、iDeCo(個人型確定拠出年金)です。
こちらは老後資金を貯めるための制度で、長期的な資産運用が前提です。
iDeCoのメリットとデメリット
手続きは少し面倒ですが、節税効果がある点が魅力です。ただし、60歳まで資金が引き出せないため、iDeCoは「長期運用が前提」と考えてください。
ほったらかし投資の心得
投資を始めたら、その後は「ほったらかし」が基本です。
投資の結果を頻繁にチェックしたり、ポートフォリオを頻繁に変えたりすることは、実はあまりよくないのです。
なぜなら、死んだ人が1番資産を増やす、と言われているくらいに、売り買いのタイミングを見誤って資産を減らすことが多いからです。
一喜一憂しない
投資は長期的な視点で行うものです。増えたり減ったりする短期的な動きに惑わされず、基本的にはほったらかしです。基本は変えない
投資先を決めたら、基本的にはそのままキープしておきます。どういう状況になったら見直す、という基準を設けておいて、それ以外ではじっくりと運用していくのがほったらかし投資のポイントです。
まとめ
30代から始める投資は、無理のない範囲で「ほったらかし投資」を取り入れてみるのがオススメです。
支出を見直して元手を作り、NISAやiDeCoといった制度を活用しながら、長期的に資産を育てていきましょう。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、最近のデジタル化によって大変便利になりました。
少しの手間で後々、その効果を実感できるはずです。
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