河野玄斗著『東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法』

東大医学部、司法試験、頭脳王、英検1級、数検1級etc・・・。
これまでに数々の頭脳の分野を制してきた河野玄斗氏の勉強のノウハウが全て公開されています。
勉強をする意義、モチベーションの保ち方、優先順位の付け方、科目ごとの攻略法といった悩みに全て対応しています。
語り口は論理的かつシンプルなので読んでいて内容がスッと頭に入ってきます。

河野氏は「僕の勉強の原動力は、「勉強が楽しい」という、勉強をゲームのように楽しむ気持ちです。」と述べています。
「勉強は勉めることを強いる」とあるようにどことなく苦しいイメージがあったので、この言葉を聞いて衝撃を受けました。
勉強ができるようになるには、まずは知的好奇心を持つことが第一歩なのかなと思います。

私は東大生は小さい頃から勉強ばっかりしていて、それ以外のことは疎いガリベンという印象を持っていました。
河野氏も東大生の例に漏れずよく勉強しますが、遊びの方も充実していて入学してから1年半は遊びまくってたそうです。
本人曰く社会人になったら遊べなくなるから、時間のある学生のうちに死ぬほど遊ぼうと目的を持っていたから後悔は一切ないとのこと(笑)
その後は司法試験の勉強にシフトし、ビデオ講義を2倍速にして1日で多い時に15コマ消費する効率重視型の勉強法で大学4年時に合格を果たしています。

河野氏のことを天才とか神脳とか言う人がいますが、むしろ戦略家という言葉の方が相応しいと思います。
ゴールから逆算して今何をやるべきかを明確にし、短期間で偉業を達成したのは見事としか言いようがありません。
これほどまでにスケールが大きくて個性的な東大生はなかなかいないと思います。
将来は医療弁護士になって医療過誤で困っている人達を救いたいと話していますがどうなるのか非常に楽しみです。

学生はもちろん社会人までおすすめできる本なので興味を持った方はぜひ読んでみてくださいね。


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