NBA次世代のサラブレッド~ステファン・カリー

元NBA選手デル・カリーを父に持ち、現在NBAナンバーワンシューターの呼び声が高いステファン・カリー。
カリーは幼い頃からNBAの存在が身近にあり、NBA選手になることを運命づけられた星の下に生まれているのです。
というのも、カリーが初めてNBAを初めて見たのは何と生後3週間で、父の試合を観戦しています。
また、少年時代にはマグジー・ボーグス(元シャーロット・ホーネッツ)に1on1の相手をしてもらうなどバスケをする上で最高の環境を与えられてきました。
恵まれた環境に甘んじることなく、2009年に父と同じNBAの舞台に立ちます。

NBA入りして以来、シーズン最多3P成功数272本、史上最速で通算3P1000本成功、3Pコンテスト史上最高得点27点、2015年オールスターファン投票1位など数多くの偉業を成し遂げています。
26歳の若さでこれだけの実績を残しており、今後どれだけ凄い選手になるのか想像するだけでも怖ろしいほどです。

カリーの凄い所は、親の七光りに押し潰されることなく、それを自分のエネルギーに変えていった所です。
元NBA選手を父に持つと、どうしても父の存在に光を当てられ比較されてしまいます。
そのプレッシャーに耐えられず潰れていった2世は少なくありません。

ちなみに、マイケル・ジョーダン、ラリー・バード、マジック・ジョンソンには息子がいますが、誰1人としてNBA入りを果たしていません。
それどころか、ジョーダンJrは公務執行妨害で逮捕、バードJrは殺人未遂で逮捕、マジックJrはゲイをカミングアウトするなどスキャンダルで目立っているのは何とも皮肉な話です。
偉大なDNAは時として人生を狂わすことがあると言うべきだろうか・・・。

もちろん親から与えられたDNAを存分に活かし、活躍している2世選手はたくさんいます。

コービー・ブライアント(ジョー・ブライアント)
マイク・ビビー(ヘンリー・ビビー)
ブレント・バリー(リック・バリー)
マイク・ダンリービーJr(マイク・ダンリービー)
ルーク・ウォルトン(ビル・ウォルトン)
ティム・ハーダウェイJr(ティム・ハーダウェイ)
クレイ・トンプソン(マイカル・トンプソン)
など。

親子2代の活躍を見れるのは、長年のNBAファンからすればファン冥利に尽きると言っても過言ではないと思います。

カリーは今シーズン父の果たせなかったNBA制覇の夢を叶えるか期待したいですね!


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